このイベントは大震災という状況を目にした石川智晶さん、佐藤健一さん、田中慎一さんが提案したものだ。エンターテイメントを仕事とする自分たちが出来ることは今後確実に必要となるお金を送ることだと考え、そしてとりわけ子供たちの成長のために為に使いたいとして、来場料金を義援金とする今回のイベントを企画した。
イベントは、石川智晶さんだけでなく、麻倉あきらさん、石田燿子さん、鵜島仁文さん、近江知永さん、柿島伸次さん、影山ヒロノブさん、喜屋武ちあきさん、中野愛子さん、平野綾さん、松本梨香さん、manzoさん、May'nさん、米倉千尋さん、Liaさん姿を見せた。当日は、電力事情が懸念されるなかでもあり、マイクを使わないアコースティックライブとした。
また、ライブ終了後には、チャリティーオークションを行った。ここにはライブに参加出来なかった人たちからも出品があり、多くの人が震災のチャリティーのために動いた。
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以下 チャリティーイベント終了後の 石川智晶さんのコメント
「チャリティーイベント無事に終えることができました。素敵な素敵なイベントでした。
寄付金を頂かる時に皆様の顔を拝見できることができて、私は一人一人に「来て下さってありがとう」と呼びかけました。もう、それしか言えませんでした。感激で。
そして、この時期に不謹慎かもしれませんが、「とても楽しかった」「こんなイベントをしてくれてありがとうございます」「感動して泣いた」とまで言って下さいました。
今回、ご来場の皆様にご迷惑かけたことをお詫びいたします。
500人収容予定だったところ、倍近くのお客様にいらして頂いたということをスタッフに後で聞いて、とても申し訳ない気持ちでいっぱいです。ごめんなさいね。皆にできるなら見て欲しかった。
時間を共にしたかった。
本来、イベントとは何ヶ月も前から企画するものです。皆様のご不満なご意見はごもっともなのですが、ただ、このチャリティライブは普通のライブイベントは違います。
「突然起こってしまった震災」のためのイベントなのです。これは大事な大事なワードなのです。
もう一ヶ月ぐらいすぎれば、またちゃんと企画されたイベントが沢山、この東京でも行われるでしょう。
これは私の考えですが、チャリティは「早さ」です。早く何かをする、私はそう思ってます。
当初、私は石川智晶ひとりでやろうと本気で思ってました。
これが基本ベースです。だとしたら、あの会場の規模はご理解できるのではないかと思います。
今回、出演されたアーティストの皆様も「活動自粛」の中におりましたし、各自がそれぞれ事務所と真剣に相談されながら、お断りもありましたし、それでもと強い意志で出演をしたいと言ってきてくれたアーティストの皆さんです!
かなり豪華でしたね。私も正直驚きました。
約、一週間の間、めまぐるしい日々でした。初めて発起人として、いろんな事を学びました。
こんな時ほど人間性が出ます。こちら側とあちら側。普段、見えないところまで見ることができました。
あれだけのアーティスト出演者がいながら、もっと収容できるところがあったはずなのにと言う人もいるかもしれません。
私は「子供の為の支援」を考えていたので、学校は主軸と合っていたと思っています。
無償で貸して頂いた文化学院に感謝してます。
たとえば、その私の勝手な主軸とやらを取っ払ったとして、皆様から頂いた「震災の為」の募金から、大きな会場の使用料金を出すのですか。それはちがうなと今の私は思います。
自分はその分、寄付したいです。自分なら。
ご理解できない方もいらっしゃると思いますが、まだまだこの震災は支援していかなくてはいけないので長く考えていきたい活動です。
次はまた皆さん全員が来てくれるような、素晴らしいイベントができたらと思います。
ご賛同頂けた方。本当にありがとうございました」