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前年に国内で発売・販売されたブルーレイタイトルから、その制作時にブルーレイの特色を最も引き出したタイトルに与えられる。映像作品そのものでなく、ブルーレイ商品に与えられるユニークな賞だ。
今年のグランプリには、20世紀フォックス・ホームエンターテイメント・ジャパンが発売した「アバター ブルーレイ版エクステンデッド・エディション」が選ばれた。いままで見たことがない映像をそのままブルーレイディスクの中に収めたことを高く評価した。
また、各部門の中で、唯一ユーザーからの投票によって決められるユーザー大賞を、大ヒット作となった「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 EVANGELION:2.22 YOU CAN (NOT) ADVANCE」が受賞した。獲得票数はおよそ3200名に達し、これは過去最高の得票数である。熱心なユーザーに支えられた作品であることを示した。ユーザー大賞は昨年は『化物語』が受賞しており、2年連続のアニメからとなった。
このほかアニメーション作品では、ベスト高画質賞・アニメ部門にて海外のフルCGアニメーション『9<ナイン> ~9番目の奇妙な人形~』(ギャガ)が選ばれている。こちらも本編の映像の再現が評価されたかたちだ。
また、ベストBlu-ray 3D賞もCGアニメーションで、『Disney’s クリスマス・キャロル 3Dセット』(ウォルト・ディズニー・ジャパン/ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン)であった。審査員特別賞では『ヒックとドラゴン ブルーレイ&DVDセット』(パラマウント ジャパン)も選ばれている。2011年のブルーレイ大賞は、全体に海外のCGアニメーションの勢いを感じさせるものだった。
「第3回 DEGジャパン・アワード / ブルーレイ大賞」
/http://www.deg-japan.jp/deg_award2009.html
■ グランプリ
「アバター ブルーレイ版エクステンデッド・エディション」
■ ベストBlu-ray 3D賞
「Disney's クリスマス・キャロル 3Dセット」
■ ベスト高画質賞・映画部門
「インセプション ブルーレイ&DVDセット(3枚組)」
■ ベスト高画質賞・ビデオ(TV・ドキュメンタリー・音楽)部門
「スペシャルドラマ 坂の上の雲 第1部」
■ ベスト高画質賞・アニメ部門
「9<ナイン> ~9番目の奇妙な人形~」
■ ベスト高音質賞・音楽部門
「OZAWA 75th ANNIVERSARY BOX」
■ ベスト高音質賞・映像部門
「ハート・ロッカー」
■ ベストインタラクティビティ賞
「エイリアン・アンソロジー:ブルーレイBOX」
■ ベストレストア賞
「サウンド・オブ・ミュージック 製作45周年記念 HDニューマスター版:ブルーレイ&DVDセット」
■ 審査員特別賞
「ヒックとドラゴン ブルーレイ&DVDセット」
「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」
「Healing Islands OKINAWA 2 ~宮古島~」
■ ユーザー大賞
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 EVANGELION:2.22 YOU CAN (NOT) ADVANCE.」