
ラピュタ阿佐ヶ谷での上映は、もともと『マイマイ新子と千年の魔法』の興行を午前中心に多く劇場が多かったことから大人にももっと多く観て欲しいとの趣旨から2009年12月19日から26日までの8日間行った。この上映が連日満員と好調だったことから、アンコールというかたちで1月9日から29日まで、3週間新たにレイトショーが設定された。
上映延長の決定は、このアンコール上映が前回に引き続き好調なことを受けたものである。好調な興行は、ファンの口コミに加えて、『マイマイ新子と千年の魔法』を巡る上映延長のための活動がメディアなどを通じて知られるようになったことも影響しているだろう。当初の狙いどおり、『マイマイ新子と千年の魔法』の魅力がより広く知られるようになりつつある。
こうした映画の盛りあがりについて、片渕監督は1月21日に次のように挨拶した。
「おかげさまでアンコール上映も、とてもたくさんのお客様に観ていただくことができました。"エクストラアンコール上映"ということで、ラピュタ阿佐ヶ谷で2週間の延長が決まりました!仕事帰りにゆっくり観ていただければ」。
また、1月21日は、映画の主題歌を担当したコトリンゴさんも姿を見せた。
「自分も主題歌でスタッフとして携わりましたが、この劇場の盛り上がりの様子を何だか羨ましい気持ちで見ていました。今日は舞台挨拶に来れて本当に嬉しいです。
このエンディングの主題歌は、完成した本編を観て、一週間という短い期間で作りました。監督からは『枕草子』や高樹のぶ子さんの本など膨大な資料をいただきました。
青い麦が揺れるという雰囲気を感じるために、自宅のベランダにあるゴーヤのカーテンの前にしゃがんで歌詞を書いたりしましたね(笑)」と曲づくりの思い出を紹介し、映画の盛り上がりを一緒に喜んだ。
舞台挨拶の後には、劇場ロビーにてサイン会も行い、訪れた観客を喜ばせた。

『マイマイ新子と千年の魔法』は、この後1月30日土曜日から大阪・九条のシネ・ヌーヴォでもレイトショーをスタートする、初日の30日には片渕監督の舞台挨拶を行う。大阪の地でも、映画の輪が広がる。
さらに2月7日にはアニメスタイル主催のトークイベントで、片渕監督を招いた「マイマイ新子と千年の魔法 公開宣伝会議」を行う。より深く作品を知り、監督の声を聴きたい人向けのイベントだ。イベント会場は新宿のLOFT/PLUS ONE、詳細はアニメスタイルのサイトにて確認出来る。
『マイマイ新子と千年の魔法』 /http://www.mai-mai.jp/
ラピュタ阿佐ヶ谷ほか全国順次公開中
アニメスタイルイベント
「マイマイ新子と千年の魔法 公開宣伝会議」
/http://www.style.fm/as/08_event/54_maimai.shtml
出演: 片渕須直、小黒祐一郎(司会)
※他の出演者も決まり次第発表
会場: LOFT/PLUS ONE
日時: 2010年2月7日(日)開場/18時 開演/19時(終演予定/22時)
詳細は上記サイトにて確認ください。