「このマンガがすごい!2022」のオンナ編で第1位を獲得したマンガ『海が走るエンドロール』がアニメ映画化され、2027年に公開されることがわかった。石立太一監督のもと、京都アニメーションがアニメーション制作を手掛ける。発表に伴い、超特報とアニメーション映画化決定ビジュアルがお披露目され、石立監督と原作者のたらちねジョンからコメントも届いた。

『海が走るエンドロール』は、たらちねジョンが秋田書店「ボニータ・コミックス」にて連載したマンガだ。夫と死別し、数十年ぶりに映画館を訪れたうみ子が、映像専攻の美大生・海(カイ)との出会いをきっかけに65歳にして映画の海へとダイブする物語を描く。
2022年に宝島社「このマンガがすごい!2022」のオンナ編で第1位を獲得し、X(旧Twitter)に投稿された第1話は25.8万いいねを越え大きく拡散されるなど話題を呼んだ。累計発行部数は130万部を突破しており、コミックス最終第9巻が5月15日に発売される。
このたびのアニメ映画は、2020年に劇場公開され、ロングランヒットとなり興行収入21億を記録した『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』を手掛けた石立太一監督のもと、京都アニメーションがアニメーション制作を担当する。
ある日、海(カイ)という映像専攻の美大生との出会いで「映画を“作りたい”側の人間」であると自覚する65歳の茅野うみ子。お披露目となった超特報、アニメーション映画化決定ビジュアルには、朝焼けの海辺で服が汚れることも厭わず海に向かいカメラを構えるうみ子の姿が「どうか 荷物は軽く 進む海が豊かで美しく 風に恵まれ 前へ 前へ 進めますように」というナレーションと共に描かれた。何かにひたむきに打ち込むことのかけがえのなさを感じさせる。

今回のアニメ映画化について、石立監督は「必死に向き合う人の努力と魂を、そしてその誇らしさや尊さを感じてもらえるような『優しい作品』になるように、自分自身、精一杯、力の限り、創作に向き合いたいと思います」と語る。原作者のたらちねジョンは「うみ子の憧れたスクリーンに彼女自身が映し出されることに感慨深くなります」とコメントを寄せた。
石立太一監督のもと京都アニメーションが制作するアニメ映画『海が走るエンドロール』は、2027年に公開される。今後のさらなる続報を楽しみに待ちたい。
以下、コメント全文掲載
監督・石立太一
劇場アニメーション作品『海が走るエンドロール』監督を務めさせて頂きます。
京都アニメーションの石立太一と申します。
原作は漫画作品で、初めてその本を読んだ時の「なんて優しい作品なんだろう」という読後感を、アニメーション作品にするにあたって、観てくださった方がより強くそれを感じられるような作品にしたいと思いました。
今作は、齢65歳の女性が初めて映画制作にチャレンジするというお話です。
つまり、主人公が「創作」に向き合うというお話です。
創作するという事は、その創作を通して自分自身と向き合う事だとも言えると思います。
創作を通して、自分自身は何を伝えたいのか、表現したいのか、満足出来るのか…などなど、自己や他者を巻き込んで、そもそも自分とは?という問いに向き合う事だと思います。この自分と向き合うという行為は決して映画制作という題材に限らず、何かをチャレンジしている人全員に当てはまる事でもあると思います。
ただ、そうやって必死に向き合う人の努力と魂を、そしてその誇らしさや尊さを感じてもらえるような「優しい作品」になるように、自分自身、精一杯、力の限り、創作に向き合いたいと思います。
本作が公開されました暁には、是非とも劇場にてご覧いただけますと幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。
監督
石立太一
原作・たらちねジョン コメント
最終巻発売に合わせての重大発表です。
京都アニメーションさん制作でアニメーション映画化決定しました!
夢みたいです。京都アニメーションさんの作品を夢中で
観ていた学生の自分に教えても信じてくれないと思います。
超特報映像も観ていただけたでしょうか?
うみ子の憧れたスクリーンに彼女自身が映し出されることに
感慨深くなります。
どうぞよろしくお願いいたします。
【作品概要】
タイトル:アニメーション映画『海が走るエンドロール』
原作:たらちねジョン『海が走るエンドロール』(秋田書店「ボニータ・コミックス」刊)
監督:石立太一
アニメーション制作:京都アニメーション
製作:海が走るエンドロール製作委員会
配給:松竹
(C)たらちねジョン(秋田書店)/海が走るエンドロール製作委員会
(C)たらちねジョン(秋田書店)2021






