世界最大の検索エンジンサービス 「Google」は、2009年の検索サービスのトレンドを「Google Zeitgeist」として発表した。世界急上昇(降下)ワードランキングでは、総合急上昇ワード、総合急降下ワード、エンタテインメント、スポーツ、フード&ドリンクの5つの部門が明らかにされている。 エンタテイメント部門の急上昇ワードでは、日本のアニメ『NARUTO 疾風伝』が4位につけた。1位「マイケル・ジャクソン」、2位「トランスフォーマー」、3位「エミネム」(米国のマルチタレント)に続くものである。『NARUTO』の世界的な人気が検索エンジンサービスからも伺える。また、海外でのシリーズの展開が、従来の『NARUTO』から『NARUTO 疾風伝』に切り替わるタイミングに入ったことも反映している。 一方で、エンタテインメント部門(世界)の7位に、「anime online(アニメ オンライン)」がランキングされているのも注目される。インターネットでのアニメ視聴が世界的に求められていることが理解出来る。同時に、日本のアニメは現実の世界よりインターネットの世界でより人気が高い状況を示している。 2009年に日本アニメの国内海外へのネット配信の試みが一気に広がったことが、急上昇に影響しているかもしれない。さらにグローバルなネット世界で、非合法の日本アニメの動画流通が大規模に起きている状況とも無関係ではないだろう。 このほか日本関連で世界ランク入りしたのは、急降下9位の「Wii」、フード&ドリンク3位の「クックパッド」である。 また、日本限定のランキングでは、この夏の大ヒット映画『サマーウォーズ』が映画部門の急上昇2位につけた。1位はアカデミー賞外国映画賞受賞の『おくりびと』だった。 一方で海外の各国別のランキングにも、日本のアニメ関連の語句が幾つか発見出来る。米国のビデオゲームランキング4位は『爆丸』、フランスのエンタテイメント部門の7位は『NARUTO 疾風伝』、10位は『ONE PIECE』だ。香港映画部門1位・台湾映画部門5位には、『崖の上のポニョ』が挙がっている。Google Zeitgeist /http://www.google.com/intl/ja/press/zeitgeist2009/index.html
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