中国では2009年1月に、第3世代携帯電話(3G)の商用サービスが始まった。今後、3G化に伴う通信速度の拡大による映像・音楽・マンガのダウンロードサービス、ゲームなどのビジネス領域の急拡大が期待されている。 こうしたなかで日本コンテンツ関連企業の現地の携帯ビジネスへの関心が高まっている。日本で携帯向けのカジュアルゲームの展開が進むゲーム関連会社は勿論、アニメ関連会社、マンガ出版社も無縁ではない。 実際に、アニメやマンガ関連企業は、中国で人気の高い作品を多数保有しており、携帯電話の3G化でのビジネスチャンスは小さくない。 アニメのテレビ放映、DVD発売や、マンガの単行本出版のハードルが高い中国市場では、インターネットやモバイルは中国の一般ユーザーにリーチする数少ないメディアとなりうる。しかし一方で、中国の携帯電話業界は、他の産業同様そのビジネス構造は複雑である。 そうしたなか日本貿易振興機構(JETRO)は、2006年にまとめた「中国携帯電話コンテンツ市場調査」の最新版JETRO「中国携帯電話コンテンツ市場調査」2009年をリリースした。中国の携帯市場の売上げ市場規模、ユーザーの特性やキャリア別のユーザー数、特徴をまとめた貴重なデータとなっている。 特に、音楽やモバイルゲームについて大きく触れているのが特徴だ。また、モバイルテレビについても最新の情報を盛り込んでいる。 レポートでは現在携帯で見られる日本コンテンツも紹介している。ゲームでは『ドラえもん、のび太の恐竜2006』、画像では『ハローキティ』や『ドラえもん』、『スラムダンク』、『名探偵コナン』、『クレヨンしんちゃん』、『ドラゴンボール』、『ちびまる子ちゃん』などを現在利用されるコンテンツの例として挙げている。 ただし、JETROはライセンスされていないとみられるコンテンツも多いことを指摘しており、違法コンテンツの問題は携帯でも避けられないようだ。JETRO /http://www.jetro.go.jp//中国携帯電話コンテンツ市場調査 2009年版(2009年8月)当サイトの関連記事/JETRO 中国の最新コンテンツビジネスレポート公開
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