世界SF大会 ヒューゴ賞にコミック部門新設 09年モントリオール大会で | アニメ!アニメ!

世界SF大会 ヒューゴ賞にコミック部門新設 09年モントリオール大会で

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 北米のアニメ情報サイトのアニメニューズネットワークによると、毎年優れたSF作品を選出するヒューゴ賞に新たにベストグラフィックストーリー賞が加わる。
 この賞は、絵で表現される全てのSFとファンタジーを対象にするとしている。アメリカン・コミックスに加えて、グラフィックノベルと呼ばれる単行本形式のアメリカン・コミックスや日本のマンガ単行本をカバーすると見られる。
 ベストグラフィックストーリー賞は、2009年にカナダのモントリオール市で開催される第67回世界SF大会「Anticipation」で初めて採用される。しかし、これは暫定的なもので2010年以降に賞が継続されるかどうかは未定である。

 ヒューゴ賞は世界SF大会を運営する世界SF協会が選出をする。世界SF大会に参加するSFファンが投票によって長編小説部門や長編映像部門などの各部門の作品を決定する。米国SFファンタジー作家協会が選ぶネビュラ賞と共に米国で最も重要なSF関係の賞とされている。
 ヒューゴ賞には、これまでコミックスやグラフィックノベルを対象にした部門はなかった。このためアメリカン・コミックスの巨匠とされる作家でもヒューゴ賞には縁が薄かった。ベストグラフィックストーリー賞の導入により、世界SF大会でのコミックスの存在感も高まりそうだ。
 日本の作品もほとんどが日本語で発表されていることもあり、やはりヒューゴ賞と縁が薄い。SF作品が多い日本マンガが対象となることで 日本作品にもチャンスが広がりそうだ。

 2009年の世界SF大会の特別ゲストには、SF作家であると同時にアメリカン・コミックス作家の巨匠でニール・ゲイマン氏が招かれる。同氏は『サンドマン』などの代表作がある。また、アニメーション映画『指輪物語』の監督で知られるラルフ・バクシ氏も、来年の特別ゲストの一人である。
 こうした面からも来年の世界SF大会が、コミックスやアニメーションといった視覚表現作品重視になることが予想される。

 一方、ヒューゴ賞をモデルに日本のSF大会で始まった星雲賞では、本家より30年早い1978年に既にコミック部門を設けている。最初の受賞作品は竹宮恵子氏の『地球へ』、8月24日に発表された今年の受賞作品は浦沢直樹氏の『20世紀少年』、『21世紀少年』である。
 また、映画演劇部門・メディア部門では、アニメ作品もしばしば受賞する。アニメ・マンガ表現の活発な日本ならでは結果となっている。

アニメニューズネットワーク /http://www.animenewsnetwork.com/
/Manga, Graphic Novels to Get Hugo Award Category

ヒューゴ賞公式サイト /http://www.thehugoawards.org/
世界SF大会/世界SF協会公式サイト /http://www.worldcon.org/
第 67回世界SF大会 Anticipation公式サイト
 /http://www.anticipationsf.ca/English/
《animeanime》
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