長年、ハリウッドでの実写映画化が噂されながら、製作が開始されていなかった大友克洋さんのSFマンガ『AKIRA』がいよいよ製作に動き出したようだ。 米国のメディアが相次いで、ワーナーブラザース、Appian Way製作で『AKIRA』の実写映画化が決定したと伝えている。このなかにはハリウッド業界情報の2大メディアであるバラエティーとハリウッドレポーターも含まれている。 報道によれば映画の監督はアイルランド人の若手監督Ruairi Robinsonさん、脚本にはGary Whittさんが携わる。映画は2部構成になり、第1作目の公開は2009年夏を予定している。 また製作会社のひとつAppian Wayは、人気俳優のレオナルド・ディカプリオさんの個人会社であるため、映画に出演する可能性も高い。 『AKIRA』は、大友克洋さんが1982年から1990年にかけてヤングマガジンに連載した人気マンガである。日本のSFマンガだけでなく、マンガ分野、サブカルチャー分野にも大きな影響を与えた作品と言われ、1980年代を代表するマンガとされている。 1988年に原作者大友克洋さん自身の手によりアニメ化され、物語だけでなくアニメ作画などこちらも後のアニメ業界に大きな影響を与えた。 1980年代に原作マンガとアニメの両方が海外に輸出され、イギリスや米国を中心に世界のクリエイターに衝撃を与え、高く評価された。それまで子供向けとされていた日本アニメやマンガの評価を一気に持ち上げ、海外のオタク第一世代を生み出した作品のひとつである。 劇場アニメはSF映画の歴代ベスト10に選出されるなど、海外ではSF映画の古典とされている。海外のアニメマニアとっては、金字塔とも言える作品である。 作品は2002年頃より今回製作に決まったワーナーブラザースによる実写化が噂されていたが、企画は度々中断し実現が危ぶまれていた。しかし、今回ようやく本格的な製作に乗り出すことになったようだ。 日本のアニメ、マンガ作品の実写映画化は、これまで数は多いが実現するものがほとんどなかった。企画には魅力があるが、所謂ビッグムービーとしての興行価値にハリウッドの経営陣が懐疑的であったことも理由とみられる。 しかし、昨年の『トランスフォーマー』の興行的な成功が、これまでの企画を一気に制作に進めているようだ。既に劇場公開が視野に入っているものだけでも『スピードレーサー』(『マッハGOGOGO』)、『ドラゴンボール』、『ガッチャマン』(『科学忍者隊ガッチャマン』)、『アストロボーイ』(『鉄腕アトム』)がある。 このほか『AKIRA』と同様、講談社が著作権を管理する『攻殻機動隊』もハリウッドと実写化交渉が進んでいる。2008年、2009年とハリウッドのスクリーンを日本原作のコンテンツが席捲しそうな気配だ。当サイトの関連記事/「AKIRA」ハリウッド実写化に進展? 米情報サイトが報道AKIRA公式サイト(日本) /http://www.bandaivisual.co.jp/akira/
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