米国の映画界で、いよいよ賞レースが本格化してきた。こうしたなかで主要な映画賞のうちゴールデングローブ賞と放送映画批評家協会(BFCA)賞のふたつがノミネート作品を発表した。 両賞ともアニメーション映画賞を設けており、それぞれ3作品と5作品ずつのノミネートが発表されている。 このうちノミネートが5作品と多い放送映画批評家協会賞では、現在の、アニメーション映画シーンの多様さを表すかのようなラインアナップとなった。 『ビー・ムービー』、『ベオウルフ/呪われし勇者』、『ペルセポリス:PERSEPOLIS』、『レミーのおいしいレストラン』、『ザ・シンプソンズ MOVIE』の5作品である。フル3Dの子供向けのアニメーションだけでなく、2Dアニメーションの『ザ・シンプソンズ MOVIE』や、海外映画『ペルセポリス』、新しいモーションキャプチャを利用したベオウルフ』と多彩な作品が並んでいる。 一方、ノミネートは3作品だけのゴールデングローブ賞は、各映画にとってより厳しい競争となる。こちらのノミネート作品は、全て放送映画批評家協会賞と重複する結果となった。『ビー・ムービー』、『レミーのおいしいレストラン』、『ザ・シンプソンズ MOVIE』の3作品である。 図らずも先の5作品から勝ち残ったかのようなかたちとなっている。『レミーのおいしいレストラン』は大本命であり、『ビー・ムービー』も、評価が高い作品である。 しかし、今回の目玉は『ザ・シンプソンズ MOVIE』であろう。一般的にテレビアニメーションを格下と見ることの多いハリウッドの映画界においては大健闘である。また、近年影が薄くなりつつあり2Dアニメーションのノミネートとしても注目である。それだけ作品の評価が高いともいえる。 賞レースが映画の真の価値を決めるものではない。しかし、お祭りだけに、ノミネート、受賞となると注目度も高くなり、関連ビジネスへの波及効果も高い。来年3月まで、まだまだこうしたお祭りは続きそうだ。放送映画批評家協会賞 /http://www.bfca.org/critics.aspxゴールデングローブ賞 /http://www.goldenglobes.org/
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