9月17日の日本経済新聞によると大手広告代理店のアサツー ディ・ケイ(ADK)は、アニメキャラクターのライセンス販売などでセカンドライフに進出する。 ADKは11月中にセカンドライフ内に「ADKアニメワールド」を開設し、アニメキャラクターのライセンス販売を行う。また、その第1弾として『妖怪少年ベム』を取り上げるとしている。 セカンドライフはインターネット上の仮想空間で、利用者が自分の分身であるキャラクターを使って利用をする。新しいインターネットビジネスとして最近大きな注目を浴びている。 こうしたなかで大手広告代理店はセカンドライフには大きな関心を示しており、電通がデジタルハリウッド大学院と共同でセカンドライフ研究会を立ち上げるなどの動きがある。 ADKは大手広告代理店のなかでも、特にアニメビジネスが強い会社である。多くの広告会社代理店がセカンドライフビジネスに進出するなかで、ADKは得意のアニメで差別化を図るようだ。 セカンドライフは仮想空間ということでアニメとの相性は良いと考えられるが、現在はまだアニメの作品やキャラクターの利用は多くない。 これまでにデジソニックがセカンドライフ内で運営する「マナティーリゾートアイランド」にテレビアニメ『シグルイ』やロシアアニメーション『チェブラーシカ』が登場した例や、蛙男紹介が独自に『秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE ~総統は二度死ぬ~』の宣伝を行ったのが目立つ程度である。 いずれも、番組の宣伝の意味が大きく、広告の場あるいはセカンドライフに進出したことによる広告効果を狙ったものである。 しかし今回のADKは有償で画像の販売をするなど、本格的なアニメビジネスの場を目指しているようである。今後追加される作品やキャラクター展開も含めて、その動向が注目されそうだ。当サイトの関連記事/セカンドライフで「シグルイ」の世界が展開/ロシアの人気アニメキャラ「チェブラーシカ」 セカンドライフ登場アサツー ディ・ケイ /http://www.adk.jp/index_ja.htmlセカンドライフ /http://jp.secondlife.com/
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