昨年大ヒットした宮崎吾朗監督の劇場アニメ『ゲド戦記』、いよいよこのDVDが7月4日より発売開始される。 DVD発売に合わせてスタジオジブリは、前代未聞の大プロジェクトとなる『ゲド戦記』をテーマにした文庫本体裁の書籍の無料配布を行なう。 この本「ゲドを読む。」は糸井重里さんプロデュースで、岩波書店とスタジオジブリが編集協力を行なう。岩波書店は映画『ゲド戦記』の原作であるアーシュラ・ル=グウィンの『ゲド戦記』を発行しており、アニメ映画だけでなく原作についても広く取り上げるようだ。 ブックデザインは佐藤可士和さん、総ページ数は208ページにもなる本格的なものである。その内容は、中沢新一氏による「『ゲド戦記』の愉しみ方」や「『ゲド戦記』のなかの心に染みることばについて、「いくつかの重要な『ゲド戦記』論」となっている。 最近は無料の雑誌や新聞も増えているが、無料の本というのは新しいコンセプトである。またその規模の大きさと本の内容の重さから配布時には大きな話題となるだろう。 本は6月6日から、全国のDVD取扱店や有名書店、ラジオ局、テレビ局でおよそ110万冊が配られる予定となっている。 110万冊とはビッグになってはいるが油断は大敵、5月23日には「ゲド戦記」応援店マップが公開されるので、6月6日の配布開始の準備に備えたい。 これとは別に映画情報サイトの「シネマトゥデイ(http://cinematoday.jp/)」では、原作『ゲド戦記』に基づいた「原作『ゲド戦記』を熱く語れ!コンテスト」を行う。こちらは、そのタイトルどおり昨年映画化されたアニメ版『ゲド戦記』ではなく、アーシュラ・ル=グウィンの原作版をテーマしたものである。 コンテストでは、アニメ映画の公開で『ゲド戦記』の知名度は高まったが、原作の評価が不十分だとする。そこで原作ファンが『ゲド戦記』の熱い思いを語り、作品の素晴らしさを伝えるというものである。原稿は6月17日まで募集され、優秀者にはiPodや図書カードなどの商品が出る。 『ゲド戦記』の公開は昨年7月、既に1年近く経つが、大きな注目作だっただけに今後もまだまだ話題は続きそうだ。 またスタジオジブリの次回作で、宮崎駿氏の監督する『崖の上のポニョ』は2008年夏の公開が視野に入っている。ゲド戦記公式サイト /http://www.ghibli.jp/ged/スタジオジブリ /http://www.ghibli.jp/「ゲドを読む。」公式サイト /http://club.buenavista.jp/ghibli/special/ged/about.jspシネマトゥデイ /http://cinematoday.jp/ /『ゲド戦記』を熱く語れ!コンテスト
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