5月21日は探偵の日です。
1891年の同日、日本で初めて探偵業の広告が新聞に掲載されたことを由来としています。
難事件を解決する探偵はミステリーには欠かせないキャラクターです。アニメでも数多くの探偵たちが事件に挑んで謎を解き明かしてきました。手がかりを一つ一つ地道に集めたり、特殊な能力で犯人を探し当てたり、事件中に命を狙われてしまったりと、名探偵の描かれ方もさまざまです。
そこでアニメ!アニメ!では「“探偵”キャラといえば?」と題した読者アンケートを昨年に引き続き実施しました。5月5日から5月9日までのアンケート期間中に720人から回答を得ました。
男女比は男性約30パーセント、女性約60パーセント、無回答が約10パーセントで、女性が多め。年齢層は19歳以下が約35パーセント、20代が約20パーセントと若年層が中心でした。
目次
■子どもから動物まで 名探偵が大集合!
第1位
1位は『名探偵コナン』の江戸川コナン(工藤新一)。支持率は約42パーセントで、5年連続でトップとなりました。
「探偵が多い作品ではありますが、やはりタイトルにもあるコナン君に1票! 体が縮んでしまったばかりの頃は苦労していましたが、今では博士の発明品と子どもらしい演技などを駆使して色んな場面で大活躍。コナンの姿だからこそ解決できた事件もあるのでは?」や「イギリスが誇る探偵がシャーロック・ホームズなら、日本が誇る探偵は江戸川コナンです。最新作『100万ドルの五稜星(みちしるべ)』でも活躍した怪盗キッドや服部平次をはじめ、頼れる仲間たちと共闘して事件を解決していくのもワクワクします」と映画も大ヒット中の名探偵が今年もトップに。
「鋭い観察眼で真相を見破り推理するときの表情が大好き。でもラブが絡むと途端に年相応の可愛らしさを見せるところもいいですよね」とヒロイン・毛利蘭との恋愛模様を楽しんでいるファンも……。なお江戸川コナンと工藤新一の票数の割合は約3対1でした。
第2位
2位は『文豪ストレイドッグス』の江戸川乱歩。支持率は約34パーセントで、こちらは5年連続の2位でした。
「普段は甘い物が大好きで子どものような振る舞いをしていますが、事件や事故が起きたときは雰囲気が一瞬で変わって名推理を披露するギャップが魅力。武装探偵社の福沢諭吉社長を慕っていて、褒められたい一心でやる気を出すところも尊い!」や「普通の探偵なら証拠や証言から事件を解き明かしていくものですが、乱歩さんはずば抜けた観察力と推理力で即座に真実を言い当ててしまいます。まさに彼ほど探偵に向いている人物はいないでしょう!」と頭の回転の速さは他の追従を許しません。彼の持つ異能力・超推理に隠された秘密にも驚きのコメントが多数寄せられました。
第3位
3位は『探偵はもう、死んでいる』のシエスタ。支持率は約5パーセントで、こちらは2年連続の3位となっています。
シエスタは名探偵を自称する少女で、本名も年齢もすべてが謎に包まれています。読者からは「探偵は物語が始まる1年前に命を落としており、元助手が遺志を継ぐという展開が斬新で面白い」や「才色兼備の名探偵であり、世界の危機を救う調律者として活躍していたカッコ可愛かったから」と物語や設定に惹かれたというコメントが寄せられており、女性探偵であることも人気の理由です。TVアニメ第2期の制作が決まっているタイトルからランクインしました。
■そのほかのコメントをご紹介!
『逆転裁判 ~その「真実」、異議あり!~』成歩堂龍一には「職業は弁護士ですがミステリにおける探偵役を担っています。原作ゲームでは探偵パートと呼ばれる証拠を集める章があり、限られた証拠と法廷内での舌戦で被告人を無罪へ導く推理力はゲーム界屈指!」。
『鴨乃橋ロンの禁断推理』鴨乃橋ロンには「推理をしているとき、好物の黒蜜を摂取しているとき、相棒のトトをからかっているときなど、落差が面白い名探偵です」。
『五等分の花嫁』上杉風太郎には「第2期1話は全教科0点を取った犯人を探すエピソードで、原作のサブタイトルは『探偵風太郎と五人の容疑者たち』。答案用紙を手がかりに五つ子それぞれの特徴から犯人を推測する風太郎は、本物の名探偵さながらでした」。
『名探偵ホームズ』ホームズには「ホームズが犬になって大活躍。“あんにゃろめ”ことモリアーティ教授とのドタバタコメディが小さい頃から大好きでした。宮崎駿監督の手によるエピソードもありますよ」と今年デジタルリマスター版が公開された往年の名作にも投票がありました。
今回のアンケートでは昨年からトップ3は変わらない結果に。またシャーロック・ホームズをモデルにしていたり、ホームズの子孫だったりするキャラも複数ランクインしています。
次ページのトップ20もぜひご覧ください!
■ランキングトップ10
[“探偵”キャラといえば? 2024年版]
1位 江戸川コナン(工藤新一) 『名探偵コナン』
2位 江戸川乱歩 『文豪ストレイドッグス』
3位 シエスタ 『探偵はもう、死んでいる』
4位 シャーロック・ホームズ 『憂国のモリアーティ』
5位 鴨乃橋ロン 『鴨乃橋ロンの禁断推理』
6位 白馬探 『まじっく快斗』
7位 霧切響子 『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』
8位 服部平次 『名探偵コナン』
9位 古明地さとり 『東方Project』
9位 鹿野院平蔵 『原神』
(回答期間:2024年5月5日~5月9日)
次ページ:ランキング20位まで公開
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※本アンケートは、読者の皆様の「今のアニメ作品・キャラクターへの関心・注目」にまつわる意識調査の一環です。結果に関しては、どのキャラクター・作品についても優劣を決する意図ではございません。本記事にて、新たに作品やキャラクターを知るきっかけや、さらに理解・興味を深めていただく一翼を担えれば幸いです。