「東リベ 聖夜決戦編」柴家、黒龍…この関係性が熱い!【キャラ&関係性解説】 | アニメ!アニメ!

「東リベ 聖夜決戦編」柴家、黒龍…この関係性が熱い!【キャラ&関係性解説】

2023年1月からTVアニメ第2期が放送中の『東京リベンジャーズ 聖夜決戦編』。どのようなストーリーなのか、新たに登場するキャラクターやメインキャラクターとどのように関わっていくのか紹介していく。

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『東京リベンジャーズ』“聖夜決戦編”第2弾キービジュアル(C)和久井健・講談社/アニメ「東京リベンジャーズ」製作委員会
  • 『東京リベンジャーズ』“聖夜決戦編”第2弾キービジュアル(C)和久井健・講談社/アニメ「東京リベンジャーズ」製作委員会
  • 花江夏樹
  • 榎木淳弥
  • 杉田智和
  • 小松未可子
  • 畠中佑

2023年1月からTVアニメ第2期が放送中の『東京リベンジャーズ 聖夜決戦編』。どのようなストーリーなのか、新たに登場するキャラクターやメインキャラクターとどのように関わっていくのか紹介していく。

TVアニメ『東京リベンジャーズ』“聖夜決戦編”PV

2021年4月より第1期の放送が開始となり、“8・3抗争編”および“血のハロウィン編”までが映像化された『東京リベンジャーズ』。衝撃的な最終回を迎えた第1期を受けて、“聖夜決戦編”と銘打たれた第2期はどのようにストーリーが進んでいくのだろうか。

主人公・タケミチ(CV:新祐樹)と偶然の出会いから親しくなる柴八戒や、現代で巨悪へと成長した東京卍會を裏で牛耳る黒龍(ブラックドラゴン)の面々など、聖夜決戦編から登場する新キャラクターも気になるところだが、すでに登場しているキャラクターとの深い絆を感じさせるシーンもある。

『聖夜決戦編』とはどのようなストーリーなのか、新たに登場するキャラクターやメインキャラクターとどのように関わっていくのかについて探りたい。

※以下の本文にて、本テーマの特性上、作品未視聴の方にとっては“ネタバレ”に触れる記述を含みます。読み進める際はご注意下さいませ。

『東京リベンジャーズ 聖夜決戦編』とは

『東京卍リベンジャーズ』は週刊少年マガジンで連載された和久井健原作の作品で、最終巻となるコミックス31巻が発売されたばかり。現代で冴えないフリーター生活を送っていた花垣武道(以下、タケミチ)が、中学時代に付き合っていた恋人が殺されてしまう未来を変えるために中学時代にタイムリープし、不良チーム・東京卍會(以下、東卍)のメンバーとして奔走・奮闘するというストーリーだ。

TVアニメ第2期となる『聖夜決戦編』では、コミックス9~13巻に収録されている、クリスマスの夜を舞台とした、東卍と黒龍の抗争が描かれる。

“殺人部隊”が売り文句の武闘派チーム「黒龍」

まずは東卍の抗争相手となる黒龍(ブラックドラゴン)について紹介したい。過去の世界では黒龍は“殺人部隊”として関東に名をはせているチームだ。かつては東卍に負けて弱体化していたものの、総長の座に新たな人物が座ったことでチームは軍隊のように強化され、息を吹き返した。

黒龍は金のあるところに戦力を売って富を築いている。この無限の“資金力”が、現代の元黒龍組の権力にも直結しているとみられる。この黒龍から東卍に合流したのが“元黒龍組”。現代では反社会組織となった「東京卍會」を資金面で支える存在として、組織を実質的に仕切っている。

親衛隊長&特攻隊長のコンビ、「ココ&イヌピー」とは

元黒龍組として現代の東京卍會でも大きな存在感を放っているのが、九井一(ここのいはじめ)と乾青宗(いぬいせいしゅう)のコンビだ。TV第1期の最終回で描かれた最高幹部の会食にも姿を見せており、組織にとっても重要な人物になっているとみられる。


九井は十代目黒龍の親衛隊長を務める人物で、通称「ココ」。乾とは対照的なアシンメトリーの黒髪で、常に余裕を感じさせる表情が印象的だ。初対面のタケミチに対しても「他チームの奴は殺せとボスに言われてる」と威嚇し、黒龍の総長への高い忠誠心を見せている。

乾は十代目黒龍の特攻隊長で「イヌピー」とも呼ばれている。金髪のセンター分けで額から顔にかけて火傷痕があるのが特徴。黒龍の本拠地に部外者であるタケミチを連れてきた八戒に対し、話し合いの余地なくナイフを突きつけるなど、無表情で静かな印象を与える容貌とは裏腹に好戦的な性格をのぞかせる。

九井一役 花江夏樹

また、ココ役を『鬼滅の刃』で主人公・竈門炭治郎を演じた花江夏樹、イヌピー役を『呪術廻戦』の主人公・虎杖悠仁を演じた榎木淳弥という、それぞれ“主役級”を演じるキャストが務めていることも話題となった。

いつでも“ニコイチ”なココとイヌピーの関係は?

現代で“元黒龍組”として登場するのは、最高幹部となった柴八戒と乾、九井の三人。特に乾と九井は二人そろって登場する機会が多く、親しい間柄であることが感じられる。現時点では深く描かれてはいないものの、『聖夜決戦編』の戦いを通して二人が黒龍に入った理由や、背負っている過去も明かされる日がくるのだろうか。

『聖夜決戦編』のキーパーソンがそろう「柴家」の面々

聖夜決戦編のストーリーのカギを握るのが「柴家」の兄弟たちだ。黒龍の十代目総長である長男・大寿をはじめ、柚葉、八戒の三兄弟について紹介しよう。

黒龍と柴家を“暴力”でまとめる男・大寿

柴家の長男で黒龍の十代目総長。過去に東卍によって壊滅させられたはずの黒龍を復活させ、特攻服のデザイン一新や暴力を「売る」という形で資金を作り、再び関東に君臨するチームへと育て上げた。

常人離れした体格とカリスマ性で周囲の人間を威圧し、自分に刃向かう者は兄弟であっても徹底的に暴力で“しつける”ことで、チームと家族を支配している。一方でその暴力を「家族の絆」と称して美化している一面も。

柴大寿役 杉田智和

登場時の第一声「ド は ド突くの ド」も衝撃的だったが、そんな大寿のキャストを務めるのは杉田智和。『涼宮ハルヒの憂鬱』シリーズの語り手・キョンや『銀魂』の主人公・坂田銀時など、メインキャラクターも数多くこなしてきたとあって、安定感も抜群といえる。特に弟・八戒を呼ぶ際の「ハッカ~イ」という声音は、これから何が起こるのかを想像させる恐ろしさがにじむ怪演。聖夜決戦編のキーパーソンの一人である大寿は一貫して暴力的だが、その裏にどのような思いがあるのかが描かれるのも楽しみだ。

弟を守る強さを秘めた長女・柴柚葉

柴家の唯一の女性は三兄弟の“真ん中っ子”、柚葉だ。明るい髪色にクールな表情、そしてルーズソックス。ギャルっぽい容姿と言動で弟の八戒には強気に接する場面も多いが、黒龍と遭遇して八戒が乾に絡まれた際には即座に回し蹴りをお見舞いするなど、“柴家”らしい強さも持ち合わせている。女にも容赦のない大寿の暴力はもちろん柚葉にも向けられており、八戒と二人でそれに耐えてきたためか八戒との絆が非常に強い。

柴柚葉役 小松未可子

柚葉の声を務めるのは声優の小松未可子。『呪術廻戦』の禪院真希や『宝石の国』のシンシャなど、少し低めで芯の強い声質が印象的で、演じるキャラクターも同様にひたむきさや芯の強さを感じさせる人物が多い。柚葉もまた弟を守るための強さを持ったキャラクターで、彼女の心の強さと優しさが声にも表れている。

黒龍総長の弟でありながら東卍の副隊長を務める次男・柴八戒

現代の東京卍會で九井・乾らとともに最高幹部まで上り詰め、元々のメンバーを“古参組”として見下していた八戒。「金のために先代の黒龍総長(大寿)を殺して黒龍を乗っ取り、のし上がった男」という経歴も持ち合わせており、かなり“ヤバイ奴”という印象を与える。

だが、過去の世界ではタケミチとボウリング場で出会うやいなやすぐに親しくなり、「兄弟分」とまで認めた気のいい男という印象だ。ケンカにも非常に強く、東卍では三ツ谷が隊長としてまとめ上げる弐番隊の副隊長のポジションについているが、大寿の前では声を出すこともままならないほど萎縮している姿も。

柴八戒役 畠中佑

TVアニメで八戒役を務めるのは畠中祐。『甲鉄城のカバネリ』の主人公・生駒や『僕のヒーローアカデミア』の上鳴電気など人気作のキャラクターも多く務めており、落ち着いた雰囲気のなかにもふつふつと湧き上がるような情熱を秘めている人物を演じていることも多い。八戒も大寿という大きな存在に怯えながらも、聖夜決戦編を通して大きく成長していく姿が想像できるだけに、絶妙なキャスティングであるといえるだろう。

大寿が仕切る歪んだ家族の絆と、柚葉&八戒の姉弟関係

柴家は先に述べた通り、長男である大寿の暴力によって支配されている。特に家族の絆をおびやかすような行為を大寿は決して許さず、厳しく“しつける”ことで歪んだ絆を保っている。幼い頃からその暴力にさらされてきた八戒は大寿に逆らうことができず、言われるがままに東卍を抜けて黒龍へ合流し、現代へとつながる最悪のシナリオを歩むことになってしまう。

一方で柚葉と八戒は、大寿の暴力に耐え、ともに支え合ってきた姉と弟だ。特に柚葉は姉として八戒を守ろうとする場面も多く、本編では「女性キャラクターがここまで殴られることがあるか?」と目を背けたくなることも。絶対君主である大寿のもとで支え合い、守り守られてきた姉と弟の間にも、特別な絆が感じられる。

三ツ谷はなぜ八戒を気にかける? 弐番隊の熱い絆にも注目

『東京リベンジャーズ』にはチームメンバー同士の熱い友情や強い絆を感じられるシーンが多く、こうした関係性が作品の魅力を何倍にも高めている。聖夜決戦編でそれを強く感じさせるのが、八戒が所属する弐番隊の隊長・三ツ谷隆(CV:松岡禎丞)だ。


タケミチを黒龍の縄張りへ勝手に連れてきたことへのケジメとして「タケミチを殺せ」と大寿に命じられた八戒は「東卍を抜けて黒龍につく」という交換条件を提示してタケミチを助ける。その決断に対して「認めない」と返し、大寿と直接交渉して黒龍と東卍の和平を結んだのが三ツ谷だ。三ツ谷はなぜここまで八戒を気にかけるのだろうか。

幼少時から問題児だった大寿の弟であることで、八戒もまた周囲から敬遠され生きてきた。そんな八戒を「暴力は守るために使え」と更生させたのが三ツ谷だった。三ツ谷には幼い妹がおり、遊びたい盛りなのに子守りや家事の日々。そんな環境にもかかわらず妹たちを熱心に世話する三ツ谷を八戒は心から尊敬し、現在も副隊長として支えている。八戒は三ツ谷を「本当の兄貴みたいだ」と慕っているが、これはもちろん実の兄である大寿との比較からだろう。

また、本編では描かれないが、公式では以前にこんなツイートも投下され、話題を集めた。

現在はどう見ても敵対している大寿と三ツ谷だが、そんな二人も親しくなる日がくるかもと思うと、この二人を見る目も少し変わってきそうだ。

自身のプライドや大切なものを守るために命を張る男たちの物語『東京リベンジャーズ』。『聖夜決戦編』でも彼らの熱い思いや絆を存分に味わおう!

(C)和久井健・講談社/アニメ「東京リベンジャーズ」製作委員会


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