念願叶ったロケ番組！でも高いところは…―「声優と夜あそび2022」新番組「ウォーカーズ」MC・下野紘がロケでやりたいこと

「ABEMA」オリジナルの声優レギュラー番組として2018年より放送されている『声優と夜あそび』。MCをつとめる声優陣は毎日代わり、彼らがお酒を手にしながらトークや企画を展開していく姿を楽しめるという、声優ファンにはたまらない番組だ。

そんな『声優と夜あそび』も2022年で5年目。アニメ！アニメ！では、その新シーズン開幕を記念して、各曜日のMC陣へインタビューを実施。昨年の振り返りや、新シーズンへの意気込みを訊いた。

今回は、2022年からは新しい番組枠「ウォーカーズ」のMCを担当することになった下野紘にインタビュー。『声優と夜あそび』では珍しい、ロケがメインとなる枠へと挑む下野へ、その心境を伺った。

［取材＝森 元行　文＝Takuya Suenaga　撮影＝小原聡太］

――2022年もMC継続となりましたが、率直なご感想は？

下野：ゲストで出演してからレギュラーになり、今年で4年目に入ります。ここまで来ると『声優と夜あそび』という番組が、自分の一部になりつつあるのかなと。そういう意味では、またMCを務めることができてよかった。そう思いますね。

――『声優と夜あそび 2022』では、火曜日MCから「ウォーカーズ」へと変わりますね。

下野：撮影の仕方も変わってくるので、心機一転、新しい気持ちで挑めるのかなと思いますね。今までとは視聴者層も変わってくるのかな。とはいえ、自分の中でものすごく大きな変化があるかと言えば、そうでもないんです。パートナーも変わらず（内田）真礼ちゃんですし。より面白いことができるようにはしていきたいですね。

――2021年を振り返って、印象に残った回はありますか？

下野：色々ありすぎて、何から手を付けたらいいのか……（笑）。直近のもインパクトありすぎて。まさか自分がミニスカートを履くことになるとは……。アムラーって直撃世代でもないですからね。僕よりも少し上だと思うので。

――ミニスカート（笑）。

下野：最初は真礼ちゃんがコギャルで、僕はギャル男って話だったんですけど、どうしてこうなったのか……。ミニスカートの話を聞いたとき、最初は他の女性声優さんと間違えて連絡が来たのかと思って確認したんですが、「下野さんです」と（笑）。これもし放送当日に聞いてたら流石に慌ててたかもしれませんね。そういうのも含めてすごく印象に残ってます。

――ちなみに、今までミニスカートを履いたことはあったんですか？

下野：それを僕に聞きます！？声優になってからそういう機会はあったかもしれないですが、女性ものの服を着るっていう個人的な趣味はないので……。声優になる前にアムラーになったこともないです。演劇部だった頃にスカートを履かされたことくらいはありましたが、ミニではなかったです。演劇部の男子だったら誰でも経験あると思います。

――普通に生きてたらないですよね。さて、新しい枠となる「ウォーカーズ」のMCということですが、現時点でどのような番組になると思いますか？

下野：どうなるかわからないんですが、それも逆にワクワクしますね。ロケが中心になるので、今までとは違う開放された収録になるのかなと。僕自身、最近はロケも全然できていないので、楽しみですね。スタジオ以上にできることは増えるのかなと思ってます。

――念願のロケ番組ですね。

下野：そうですね。2021年も冒頭から「キャンプやBBQをしたい」と言ってましたし、それこそ水曜日のMCをしていたころから「ロケをやりたい」と言っていたんですよ。でも結局、一回BBQに行ったきりで（笑）。なので、念願叶ってという感じですね。

多分、これ僕だけではないと思うんですよ。真礼ちゃんも「やっと行ける」と思ってるんじゃないかな。

――「ウォーカーズ」は生放送ではなく収録となりますが、気持ち的に変わってくるところなどはあるのでしょうか。

下野：変わりますね。何がコンプラに引っかかるかわからないので、やっぱり生放送って気を付けないといけないところが多いんです。収録ならある程度自由に発言できますし、ロケでハプニングが起きたとしても対応はしやすくて、それを楽しむことができるんじゃないかと。やってみないことにはわからない部分も多いのですが、自由度は上がると思います。

――ロケで「ここだけは行きたくない」という場所はありますか？

下野：どこかから「落ちる」ようなところには行きたくないですね。ずっと言ってますが、橋から谷間に飛び降りたい願望もないですし、それに楽しみも見いだせません！

――ちなみにそういったご経験は？

下野：ないです！「ないからチャレンジしてみよう」という気持ちもないです！

真礼ちゃんが「どうしても！」というのであれば百歩譲って考えるかもしれませんが、考えるだけです。それでも本当に「どうしても！！」というなら行きますが……。

――高いところがダメなんですね。

下野：命の危険を感じちゃいますね。観覧車とかも苦手で。別番組ですが、観覧車のゴンドラの中でトークしましょうと言って頑張って一周してきたのに、映像が録れてなかった……なんてこともありまして。

――観覧車は回ってたけど、カメラは回ってなかったということですね。

下野：何上手いこと言ったみたいになってるんですか！？まぁ、楽しくインタビューできるのでいいですけど（笑）！

――ありがとうございます（笑）。では、パートナーの内田さんに伝えておきたいことなどはありますか？

下野：伝えておきたいこと、というとそんなにないのですが、せっかくのロケなので一緒に体を動かしたり、季節系のイベントがあるときはそれに沿った衣装を着てロケに行けるといいなと個人的には思ってますね。

――人も曜日も2022年はかなり変わっていますが、遊びに行ってみたい曜日はありますか？

下野：水曜日は行ってみたいですね。何をするのかすごく気になります。

あとは、「繋（コネクト）」がどうなるのか……。WEEKENDもシャッフルですし、いろんな曜日に行ってみたいですね。

――最近されてる「夜あそび」とかはあったりしますか？

下野：「座禅」じゃないけど、頭空っぽにすることはありますね。目を閉じて、「あぁ、暗いな」とか考えてるとスッと眠れるみたいな。最近はそうじゃなくても1時を超えると確実に寝てしまうのですが。お酒なんて飲んだら寝落ちですね。あとは、昔からですが、ゲームしたり本を読んだり、という感じですかね。

――下野さんご自身が2022年に新しくチャレンジしたい事はありますか？

下野：久しぶりに、舞台や朗読劇をまたやりたいなという気持ちはすごくありますね。「ウォーカーズ」はロケ中心とのことなので、そこで色々と挑戦させてもらったり、やりたいことができたりするのかなと、個人的には期待しています。あとは、みんなでワイワイしたいです！

――ありがとうございます。では最後に、視聴者の方へメッセージをお願いします。

下野：今回は生ではなく収録、そしてスタジオではなくロケという形になります。自由度が上がったので、今まで以上に楽しいものを提供できるのではないかと思います。全く違う番組になっちゃうのかなと不安な方もいるかも知れませんが、相方も変わらず真礼ちゃんですし、変わらずスタッフたちにクレームを入れながらも、楽しい番組を作っていくつもりです。引き続き見ていただければと思います。

まだ見たこと無い方に関しては、とりあえず一回、いや、三回は見てください！楽しんでいただけると思いますし、気に入ってもらえるんじゃないかなと思います。ぜひとも、『声優と夜あそび』をお願いいたします！

ロケ番組ということで、普段の曜日とは一味違った番組になりそうな「ウォーカーズ」。パートナーの内田真礼とともに、これから1年間どのように番組を作り上げていくのか。期待が高まる。