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「呪術廻戦」スタジオMAPPA、“CGI”特化の新スタジオを大阪市に設立決定 採用情報も

『呪術廻戦』『進撃の巨人 The Final Season』などで知られるアニメーションスタジオMAPPAが、“CGI(Computer Generated Imagery)”に特化した新スタジオを大阪府大阪市内に設立することを発表した。

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『呪術廻戦』『進撃の巨人 The Final Season』などで知られるアニメーションスタジオMAPPAが、“CGI(Computer Generated Imagery)”に特化した新スタジオを大阪府大阪市内に設立することを発表した。

MAPPAは、マッドハウスの元プロデューサー・丸山正雄によって設立されたアニメーション制作会社。
TVアニメを中心に、映画やWEBアニメなどジャンルにとらわれず様々な映像作品の企画・制作を行い、『呪術廻戦』『進撃の巨人 The Final Season』『ユーリ!!! on ICE』『ゾンビランドサガ』などの話題作を輩出してきた。

同社のCGI部は、3DCG・背景・仕上・撮影・編集・デザインの6部門で構成され、デジタルワークス全般を担当しており、作品ごとに監督と意見交換し、各部門のクリエイターと完成イメージを共有しながら内製できることが強みだ。
裁量度が高く得意な領域を伸ばしながら成長できる環境で、視聴者を作品世界へ引き込む映像作りを意識しているという。

新拠点の設立は、近年の在宅ワークの浸透で業務に地理的な制約がなくなり、事業拡大と並行して拠点の分散にチャレンジする機会を得たことを背景にしている。
大阪市を選んだ理由としては、隣接府県からのアクセスが良く、関西在住のクリエイターや学生が地元を離れずにアニメーション業界を志すきっかけになりうるということ。また2025年の万博開催を含め、今後日本の情報発信地としてイノベーションが生まれる可能性も秘めているからとのこと。

設置場所は2022年内に決定し、開設準備を進める方針である。
採用情報については、同社公式サイトのリクルートページまで。

<以下、コメント全文掲載>


株式会社MAPPA 取締役・CGI部部長 淡輪雄介


関西出身の私にとって今回の大阪スタジオ設立は念願でした。当社でも多くの関西出身者が活躍しています。
CGI部は8割が在宅ワークですが、作品に真摯に向き合う企業文化が根付いているので、出社判断は個人に委ねています。
新たな拠点の設立により、今後はライフスタイルにあわせた居住エリアの選択も可能になります。
大阪スタジオは、リモート業務へ最適化が進む3DCG部門からスタートし、3dsMaxに加えて新たにBlenderを実制作へ投入します。
また、作画部・制作部も数年内に合流させて、東京と同等の制作機能を目指します。
多くの人材を登用しスケールさせるので、組織の規模が大きく成長していく過程を肌で感じられると思います。
「心を動かす」アニメ作品を関西で創造するチャンスを、MAPPAという環境を使って実現させましょう。
新卒・中途問わず、ご応募をお待ちしています。

株式会社MAPPA 第二制作部部長 瀬下恵介


私は大阪府にある堺市で就職するまでの22年間を過ごしました。
作りたい映像がある場所に行くには上京を選択する他無く、今までの生活を変えて東京に来ました。
昨今、感染症流行で他府県への移動が困難となったことは生活と仕事への距離感を再認識させる契機となりました。
今回の大阪スタジオ発足は学生やクリエイターの選択の幅を広げ、仕事への「壁」を無くすことを期待しています。
先ずCGI部が先行する形となりますので、数年後の制作部や演出、作画部の合流に向けて、準備を進めて参ります。
大阪スタジオは上質な仕事の追求をする場所になると思います。そこで生まれる「映像」が今から楽しみです。
私たちが作る「映像」の先に、視聴者とクリエイターの生活があることを願っています。

[アニメ!アニメ!ビズ/animeanime.bizより転載記事]
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