「バンドリ!」相羽あいなが語る、Roselia友希那と歩んだ道のり、新作劇場版のアフレコ秘話【ガルパ4周年インタビュー】 | アニメ!アニメ!

「バンドリ!」相羽あいなが語る、Roselia友希那と歩んだ道のり、新作劇場版のアフレコ秘話【ガルパ4周年インタビュー】

2021年3月16日にリリース4周年を迎える『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』の連載インタビュー。第6弾となる今回は、Roseliaのボーカル・湊友希那役の相羽あいなさんに、これまでの振り返りや2021年4月23日公開予定の劇場版のお話などを伺った。

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    スマートフォン向けゲーム『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』(以下、ガルパ)が2021年3月16日にリリース4周年を迎える。アニメ!アニメ!では4周年記念企画としてガルパスタッフや声優にインタビューを実施。ガルパと歩んだ道のりや制作の裏側を振り返る。


今回インタビューしたのは湊友希那を演じる相羽あいなさん。あまり演じたことのない役柄に、当初は感情の出し方を模索したという。しかしRoseliaのボーカルとしてライブを積み重ねるうちに友希那の気持ちがより理解でき、演技やパフォーマンスも仕上がっていった。

「友希那のようにすべてをかけて向き合いたい」と語るライブへの情熱や、2021年4月23日公開予定の劇場版『BanG Dream! Episode of Roselia I : 約束』のアフレコで感じた成長などをうかがった。
[取材・文=ハシビロコ、撮影=小原聡太]

羽ばたき方が想像以上だった


――『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』が4周年を迎えます。この4年間を振り返って、今の率直なお気持ちをお聞かせください。

相羽:あっという間だったと感じる一方で、みんなと一緒に過ごした時間が濃密だったので「まだ4年か」とも思っています。想像していた以上にたくさんの経験もさせていただけましたし、反響も大きかったです。

もちろん友希那やRoseliaの第一印象がとてもかっこよかったので、ガルパリリース前から、多くの人に好きになってもらえるだろうと確信していました。
でも日本国内にとどまらず、世界中から受け入れてもらえるような羽ばたき方をするとは思っていませんでした。

Roselia
――改めて、友希那を演じ始めた頃のお気持ちをお聞かせください。

相羽:キャラクターの設定を聞いたとき、私にはない引き出しが必要だと思いました。
友希那は、私が声優の世界に飛び込んだばかりの頃にいただいた役です。これまでも舞台などで演技の経験はありましたが、友希那ほどクールな役は演じたことがなくて。
最初は「イエーイ! みんなついておいで!」と明るく引っ張っていくキャラクターだと思っていたぐらいです。

役作りではさまざまなアニメを見て、自分の中にはなかった演技のアプローチを考えたことを覚えています。
口数が少なく一見すると何を考えているのかわからない役をどう演じたらいいのか、感情を抑えながらどう思いを伝えるかなどを探っていきました。


私自身は感情を表に出すタイプですが、友希那は内に秘めるタイプなので、当初はどこまで感情を出していいのかもわかりませんでした。初めての収録では音響監督さんと相談しながら、感情表現の振り幅を調整していきました。

ライブがあったから友希那への理解が深まった


――Roseliaはリアルバンド活動もしています。初めてライブをしたときの気持ちは覚えていますか。


相羽:Roseliaとして初めて立たせていただいたステージ(「BanG Dream! 3rd☆LIVE Sparklin’ PARTY 2017!」)は今でも覚えています。
お客さんがポピパ(Poppin'Party)さんを見に来ていることはわかっていたので、Roseliaとして記憶に残る最高の音楽を届けるという覚悟を持って挑みました。

――ライブで意識しているポイントはありますか。

相羽:Roseliaは作中で絶対王者のような風格があるので、私たちも芯がブレないように心がけています。
トーク中はともかく、ライブで楽曲を披露している間は世界観とかっこよさを守らなければいけない。お客さんを後悔させないよう、「見に来てよかった」と思ってもらえるライブを届けようと決めています。

日々過ごしている中で、同じ1分1秒はありません。ステージも同じで、どの楽曲を何度披露しても同じパフォーマンスにはならない。その場の空気や感情など必ず何かが違っているため、どのライブでもその瞬間にしか味わえない時間を届けたいんです。
あとは前のステージを超えるということを信念にしています。


ガルパのストーリーを読んでもわかりますが、Roseliaは友希那をはじめとするメンバーがすべてをかけてバンド活動に取り組んでいるんです。だからこそ、私たちキャストも同じようにすべてをかけて、Roseliaとともに歩んでいきたいと強く思っています。

――ライブでの経験は、演技にも影響を与えたのでしょうか。

相羽:ありがたいことに、ライブを経験させてもらってからは友希那への理解がより深まりました。
ライブ中のトークでは友希那として話す場面がありますし、「キャラくず」(ライブの幕間に公開される映像「Roselia キャラ設定をくずしちゃいけない!!」シリーズ)のおかげで友希那と私の行動やリアクションの違いが分かってきた気がします(笑)
以前よりも友希那の感情や歌への想いに寄り添えるようになったと実感しています。

――とくに印象的だったライブを挙げるとすれば、どれでしょうか。

相羽:ひとつひとつのライブが大事な思い出ですが、最近では2020年2月に開催したRoselia単独ライブ「Rausch」が印象に残っています。「とてもよかった!」と今でも思えます。

最近はステージに立つたびに「前回以上のステージを作れるのか」と考えます。「Rausch」の前もメンバーと課題を洗い出して、最高のライブにしようと意見を出し合っていました。
その甲斐あって、終演後は「今までで一番よかった」と心の底から思えたんです。
当時の新曲であった「約束」も初披露させてもらいましたし、段差を利用した演出など新たなRoseliaの見せ方ができたライブだったので自信につながりました。

2020年8月に開催した「BanG Dream! 8th☆LIVE」夏の野外3DAYSも印象に残っていて、バンドリーマーのみなさんに会える幸せや、応援のありがたさを改めて実感しました。
感染症対策のためお客さんは発声禁止だったので、いつものようなコール&レスポンスができない。そんな状況下でもファンのみなさんがルールを守ったうえで気持ちを届けてくれる姿に胸を打たれました。


だから1曲目の「Avant-garde HISTORY」歌唱時は感情がこみあげてきて、「泣くな! 耐えろ!」と自分に言い聞かせていたほどです。本当に感謝の気持ちでいっぱいでした。


ライブ中の感情が当初とは変わってきているので、作中のRoseliaのように私たちも成長しているのかもしれません。

――佐倉綾音さん(美竹蘭役)や進藤あまねさん(倉田ましろ役)は、以前インタビューで「Roseliaのライブは圧巻」だとおっしゃっていました。とくに進藤さんは、相羽さんにアドバイスをもらえたおかげでボーカルとしての自信を持てたそうです。

相羽:そう言ってもらえてありがたいです。ボーカルは楽器を持っていないので、楽をしていると思われたら悔しい。だからこそ、ステージでの動き方は私もかなり考えました。
楽器がないぶん、私は歌や振り付けで友希那やRoseliaの世界観を表現したい。ライブを積み重ねるうちに身についた高音域も、新たな武器となりました。


――Roseliaの曲を歌うことで音域が広がった、ということでしょうか。

相羽:もともと歌うことは好きでしたが、音域の広さは友希那とともに時間をかけて作り上げていきました。自分でも知らなかった引き出しを見出してくださったElements Gardenさんのおかげでもあります。


→次のページ:歌への想いは友希那と同じ
《ハシビロコ》
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