「ラスダン」花守ゆみり×日岡なつみ“ロイドは罪な男なんです” チャレンジ企画では隠れた才能を発揮?【インタビュー】 | アニメ!アニメ!

「ラスダン」花守ゆみり×日岡なつみ“ロイドは罪な男なんです” チャレンジ企画では隠れた才能を発揮?【インタビュー】

2021年1月より放送予定のTVアニメ『たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語』(略称『ラスダン』)より、ロイド役・花守ゆみりさん、アルカ役・日岡なつみさんにインタビュー。作品の見どころやキャラクターの魅力を語っていただきました。

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2021年1月より放送予定のTVアニメ『たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語』(略称『ラスダン』)。
村人全員ハイレベルなコンロン村で育った少年・ロイドが、いわゆる“序盤の街”である王都で騎士を志す作品です。

『たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語』キービジュアル(C)サトウとシオ・SB クリエイティブ/ラスダン製作委員会
コンロン村では最弱だったロイドですが、王都では最強クラス。手ごわい魔物を指一本で倒したり高度な魔法を使ったりと、次々と隠れた才能が明らかになっていきます。
そんなロイドを演じるのは花守ゆみりさん。ロイドを見守る村長のアルカを日岡なつみさんが演じています。

『ラスダン』を盛り上げるため、ABEMAでは11月21日に「TVアニメ『ラスダン』Presents たとえば放送開始前のアニメキャストがABEMAで特番するような物語」を放送。
花守さんと日岡さん、そしてゲストのコリン役、M・A・Oさんが最新情報などをお届けしました。

【ABEMA】たとえば放送開始前のアニメキャストがABEMAで特番するような物語 #3
本稿では番組収録直前の花守さんと日岡さんを直撃! 作品の見どころやキャラクターの魅力を語っていただきました。さらにチャレンジ企画もご用意。ロイドのように隠れた才能が眠っていないか、検証してみました。

ダイス・スタッキングに初挑戦!



花守さんと日岡さんに挑戦していただくのはダイス・スタッキング。複数個のサイコロをカップの中で振り、1列に積み上げる技です。今回はサイコロを4つ使ってチャレンジ!

ダイス・スタッキングは見るのも実践するのも初めてのふたり。
編集部が披露したお手本に、「なんでできるの!」と驚きの表情を浮かべていました。

「遠心力を利用して積み上げる感じですか?」、「カップを外すときのポイントは?」など、さっそく鋭い質問が飛び交います。

「300回くらいやったらできる気がする!」と気合を入れ、さっそく挑戦してみる日岡さん。
カップを振っている最中にサイコロが飛び出してしまい苦戦したものの、次第にコツをつかみ2個積み上げることに成功! 早くも隠れた才能をのぞかせていました。

そして練習開始から5分後……。



ついにサイコロを3つ積み上げた日岡さん! 初挑戦とは思えない好成績を残します。

続いては花守さんが挑戦。「絶対できない!」と言いつつ、何度も練習を重ねます。
しかしなかなかサイコロが立てられず、「才能ないのかも……」と弱気に。それでも日岡さんの応援を受け、あきらめずに挑戦します。

そして手ごたえを感じ、カップを外すと……。



机の上には、きれいに積みあがった4つのサイコロが!

花守ゆみりさん
決めポーズをしてご満悦の花守さん。


見た目に騙されてはいけない『ラスダン』


「今日は大仕事をしたし、もう帰っていいかな!」と達成感に満ちたふたりをなんとか呼び止め、ここからはインタビューをスタート。
肝心の『ラスダン』について、役作りのポイントや魅力などを語っていただきました。

――ダイス・スタッキング、成功おめでとうございます! おふたりの隠れた才能が発揮されました。

花守:ありがとうございます! 諦めかけてもその先にちゃんと成功が待っているのだと学びました。「才能ないなあ」と思っても、もう1回挑戦してみたらできるかもしれません。

――まさにロイドのようですね。

花守:ロイドを演じていたおかげですね(笑)。あと、私の前に挑戦した(日岡)なつみさんの動きを見ていたのでイメージがつかめました。ロイドとアルカの愛がなせる業です(笑)。

花守ゆみりさん
日岡:ふたりの共同作業ということにしておきましょう(笑)。

――さて、改めて『ラスダン』のお話もうかがえればと思います。初めて原作を読んだときの感想はいかがでしたか?

日岡:バトルものかと思ったらギャグも多く、随所におもしろさが散りばめられている印象でした。マンガ版を読んでいたときは、ページをめくるたびに笑ってしまったほどです。その一方で、アルカを演じるのは大変だろうな、と身が引き締まる思いでした。

花守:ヒロインたちによる、ロイドへの愛のぶつかり合いがリズミカルでおもしろいと思いました。
『ラスダン』はロイドとヒロインたちで世界観が違います。ヒロインたちが火花を散らしている横で、ロイドはまったく別のことを考えている。たまにかみ合わなくなる会話も気に入っています。

そもそもロイドは自分を弱小だと思い込んでいるので、彼の目から見れば『ラスダン』は成長物語のはずなんです。でも周りと比べると、ロイドはレベルがカンストしているといっていいほど別次元に達している。
視点による景色の違いも魅力的だと感じました。

――ご自身が演じるキャラクターの第一印象はいかがでしたか?

日岡:アルカを初めて見たときは「何だこの人は」と思いました(笑)。アルカは100年以上生きている偉大な魔法使いなのに、その設定を忘れてしまうぐらい暴走するときがあります。ロイドのこととなると世界なんてお構いなしですし、「こんなにかわいい顔してそんなゲスいセリフを!」と驚く場面もありました。

花守:ロイドのためだったら世界を滅ぼしてもいいと思っている(笑)。

日岡:そう、すぐに世界を滅ぼそうとするんです、アルカは(笑)。 でもそれは彼女ならではの愛情表現だと思います。師弟愛や男女の愛すら超える、計り知れないパワーを感じました。

日岡なつみ
花守:ロイドは、とにかく純粋でかわいらしい印象です。でも読み進めていくうちに「なんて罪な男なんだろう!」と思えてきて(笑)。
周囲からの愛に気づかないことも罪ですが、そもそも自分の強さを自覚していないので、立ち向かってきた相手の心をすぐにへし折るんです。
周りのキャラクターが奮闘しているときも「どうしたんですかー?」と気負わず入ってきて、サッと敵を倒してしまう。見た目に騙されてはいけないキャラクターです。

役作りで意識したギャップと立ち位置


――役作りで心がけたことはありますか?

日岡:アルカはオン・オフの切り替えを意識しました。はじけるところは振り切って、かっこいい見せ場は偉大なオーラを感じてもらえるように演じています。

ロイドへの愛が暴走しているときのギャグ寄りの表情もありますが、魔女としての強さを発揮する場面では「やっぱりすごい人なんだな」と説得力のある演技をしなければいけない。ふり幅を感じてもらえるよう、ギャグとシリアスの落差を大きくしようと思いました。

あとは作中で「ロリババア」と言われているように(笑)、外見と年齢のギャップはもちろん意識しています。私自身、ロリババアをずっと演じてみたかったので、アルカに出会えて嬉しいです。

花守:ロイドは、「周りの話を100%理解してはいけない」と心がけて演じました。ロイドが周囲の言葉をそのまま受け入れると「本当は強いんだ」と気づいてしまい、作品が成立しなくなってしまいます。だからこそ人からの高評価はスルーして、会話を部分的に理解するように努めました。

また「ひとりだけ生きている場所が違うのでは?」と思えるように演じています。ヒロインたちがロイドをめぐって争う場面は昼ドラのような雰囲気があるかもしれませんが、ロイドは朝早くに放送されるアニメのイメージ。「これからどんどん強くなっていくんだ!」と、純粋に前を向いた演技を意識しています。

ロイドが強敵と立ち向かうシーンは強さを出しつつも、未熟さや伸びしろがあると感じてもらえるように演じたので、ぜひ注目してください。

――アフレコの雰囲気はいかがでしたか?

日岡:『ラスダン』の日常パートのように和気あいあいと笑いあえる、のほほんとした雰囲気でした。

花守:でもロイドは会話のキャッチボールを成立させてはいけないので、私はみなさんがおもしろいセリフを言っても「ここで笑ってはいけない!」と我慢しています。
「ごめんなさい、暴投します!」と宣言したうえでボールを投げているようなものだったので、みなさんが演じづらくなかったか心配です。

日岡:いやいや、そんなことないですよ! むしろそれがロイドの魅力です。

花守:今みたいにフォローしていただけるのでとても演じやすかったです(笑)。みなさん「仕方ないなあ」と、ロイドが暴投したボールを拾いに行ってくれる。とてもやさしいアフレコ現場です。

日岡:アフレコの休憩時間は、動物の話で盛り上がりました。
ちょうど収録期間中に、私が犬を飼おうかみなさんに相談していたときがあったんです。飼いたい犬の候補を見せて意見をうかがって。結局相談した1週間後には飼い始めたので、毎週犬の写真を見せて成長記録を共有していました。

「ロイドは罪な男なんです」


――アフレコを経て感じた「『ラスダン』のここが好き!」なポイントを教えてください。

花守:私が愛おしさを感じるのはヒロインたち。それぞれロイドに救われるシーンがあり、表情やセリフが心に染み入るんです。
自分がヒロインだったらこれは惚れる、と共感できますし、「いい出会いをしてよかったね!」と心から思いました。ただ、ロイドとしては彼女たちの気持ちを受け取れないのでとてもいじらしい(笑)。

ヒロインではありませんが、メルトファンたちのやりとりも聞いていてとても楽しかったです。みんな話が進むにつれてギャップやギャグ顔が登場するので、どのキャラクターも好きになってしまいます。

花守ゆみりさん
日岡:ギャグ顔が一番少ないのはロイドかもしれません。アルカは百面相のようにすごい顔をしているときもあるので、どんな映像に仕上がっているか、オンエアを見るのが楽しみです。

私が気に入っているのは、アルカとマリーの関係性。基本はアルカが師匠でマリーが弟子なのですが、たまに立場が逆転する瞬間があります。マリーが一矢報いてアルカが悔しがっている、普段とは違う表情が好きです。

マリーとアルカがふたりきりで過ごしているシーンでは、お互いに素が出ていると思います。アルカがマリーに地味に嫌な呪いをかけたり、マリーがアルカに文句を言ったりと、かわいいやりとりが多ので、ぜひふたりのシーンに注目してほしいです!

花守:マリーさんは最初こそ凛とした雰囲気でしたが、だんだん残念な面も見えてきます(笑)。「ダメな私も愛してほしい」というかわいさがたまりません。

日岡:女の子をこんなに変えてしまうなんて! ロイドはダメ女製造機でもあり、罪な男でもあります(笑)。

花守:そう、罪な男なんです(笑)。

――王都にやってきたロイドのように、自分の常識と世間の常識のギャップを感じた経験はありますか?

日岡:私は北海道出身なので、上京したときに歩道の幅にギャップを感じました。北海道に比べて東京の歩道は狭いので「どこを歩けばいいんだろう?」と(笑)。

あとは寒さ耐性が意外と高かったことに気づきました。北海道は屋内が温かいので、冬もそこまで厚着をしません。高校時代は真冬でも素足でスカートをはいていたくらいです。
東京で冬の服装について話したとき、「寒くないの?」と驚かれて。自分は思っていたより寒さに強かったんだな、と初めて気づきました。

日岡なつみ
花守:私は声優業界に入って、意外と早起きが得意だったことに気づきました。
常に早起きというわけではないのですが、仕事の日は目覚まし時計が鳴る30分前には目が覚めるタイプ。覚まし時計を鳴ってから止めた経験があまりなかったんです。

でも声優業界に入ってできた友達は、なかなか朝起きられない人が多くて驚きました。目覚まし時計を5個用意して30分置きにかけておかないと起きられないとか。「だったら私が電話して起こしてあげるよ!」と思いました(笑)。

日岡:私にもモーニングコールをしてほしい!

花守:だいたい目覚ましが鳴る30分前には起きているので任せてください!
……いやダメだ、このままじゃロイドみたいにダメ人間製造機になっちゃう!

日岡:(笑)。

花守:でも私は料理ができないので、ロイドにはかないません。作ったとしてもズボラ料理ばかりです。

日岡:自炊するだけ偉い! 私も料理はそれほど手の込んだものを作らないので、生きるために最低限の栄養を摂取しています(笑)。

ラスダンは愛されるべき作品


――最後にアニメを楽しみにしているファンにメッセージをお願いします。

日岡:本作には本格的なバトル、日常パートのギャグ、ヒロインたちによる絡み合う恋心など、さまざまな要素が詰め込まれています。『ラスダン』の原作を知っている方にはアニメならではのおもしろさを感じていただけますし、アニメで初めて『ラスダン』に触れる方にも楽しんでいただけると思います。

ぜひアニメをきっかけに、原作にも興味を持ってくださると嬉しいです。『ラスダン』をよろしくお願いします!

花守:『ラスダン』は原作もアニメも、ギャップあふれるキャラクターたちが本当にかわいいです。悪役でさえも愛おしくなってしまう、愛されるべき作品だと思います。
夢を叶えるために奮闘するまっすぐな姿も魅力的です。ロイドもいつか自分の力を自覚してくれるときがやってくるのかな、と楽しみにしています。
「お前もう強いじゃん!」というツッコミは少し待ってもらって、強いながらも発展途上な彼を見守ってあげてください。

のほほんとした日常パートと、かっこいいバトルシーンなど、作品そのもののギャップ萌えも楽しめると思います。ぜひ2021年1月からのアニメもよろしくお願いします!

◆◆◆
インタビュー後、ダイス・スタッキングに再挑戦したいと日岡さんから申し出が。「なんとしても成功させたい!」とカップを振ると……。


4つのサイコロがきれいに立っているではありませんか!

日岡なつみ
完璧なダイス・スタッキングを見せ、「一芸増えました!」と得意げな日岡さん。
『ラスダン』ファンやキャストの前で披露する日も近いかもしれません。

11月21日放送のABEMA特番でも、さまざまな企画に挑戦した花守さんと日岡さん。
番組内ではどのような才能が発揮されたのか、確かめてみてください!

【ABEMA】たとえば放送開始前のアニメキャストがABEMAで特番するような物語 #3
日岡なつみさん、花守ゆみりさん
●放送
2021年1月4日より
AT-X、TOKYO MX、BS11、サンテレビにて放送開始!
ABEMAほか配信サイトでも、順次配信スタート。
・AT-X:1月4日(月)22:00~
※リピート放送:毎週(水)10:00/毎週(金)16:00
・TOKYO MX:1月4日(月)23:00~
・BS11:1月4日(月)23:00~
・ABEMA:1月4日(月)23:00~
・サンテレビ:1月4日(月)23:30~

●スタッフ
原作:サトウとシオ(GA文庫/SB クリエイティブ刊)
キャラクター原案:和狸ナオ
監督:migmi
キャラクターデザイン:飯野まこと
シリーズ構成:赤尾でこ
美術監督:三宅昌和
色彩設計:相田美里
撮影監督:高津純平
編集:榎田美咲
音響監督:明田川仁
音楽:未知瑠
アニメーション制作:ライデンフィルム

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●キャスト
ロイド:花守ゆみり
マリー:茅野愛衣
アルカ:日岡なつみ
セレン:朝日奈丸佳
リホ:津田美波
フィロ:伊藤美来
アラン:山下誠一郎
ショウマ:斉藤壮馬
メルトファン:日野聡
コリン:M・A・O
ほか

(C)サトウとシオ・SB クリエイティブ/ラスダン製作委員会
《ハシビロコ》
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