このたび、そんな本作に日本版声優として、洋画アニメーションの声優初挑戦となる浜野謙太が音楽教師のジョー役、川栄李奈がこじらせソウルの22番役で出演することがわかった。
『ソウルフル・ワールド』は、ニューヨークでジャズ・ミュージシャンを夢見る音楽教師ジョーが、「どんな自分になるか」を生まれる前に決める“魂<ソウル>の世界”に迷い込んだところから始まるファンタジー・アドベンチャー。
そこでジョーが出会うのは、やりたいことを見つけられず“人間に生まれたくない”と何百年もソウルの世界に留まっている22番と呼ばれるソウル。夢のために地上での人生を取り戻したいジョーは自分と正反対の22番に協力を求め、そこから奇跡の大冒険の幕が上がる。
このたび日本版声優に決定した浜野と川栄は、US本社のオーディションを経て声優の座を射止めており、ともにディズニー&ピクサー作品には初参加となる。
ジョーは、音楽こそが自分の人生のすべてだと疑わないまっすぐなキャラクターで、ミュージシャンになる夢を叶えるためにソウルの世界から地上に戻ろうと奔走する役どころだ。
ミュージシャンとして活動する浜野は「自分に本当に近い存在ですね。プロのジャズ・ピアニストになる夢だけを追い続けるジョーを観て“俺だ!”と思いました」と、ジョーとの共通点を語っている。
さらに本作は、ジョーと22番という正反対の二人によるコミカルなかけあいも魅力のひとつ。「面白いポイントをもっと面白くしたい、と何度もやらせてもらいました」と話す通り、俳優としてコミカルなキャラクターを演じることも多い浜野は、そんなジョーのコミカルさも見事に表現。「いろんなことを見失ってしまうことはあるけれど、一途に追い求めて一生懸命になっているというところが愛らしいですね。それがコメディーにもなったりして、そのジョーの必死なところが僕は大好きです」と、キャラクターへの愛も明かした。
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左から川栄李奈、浜野謙太
一方の22番は、「人間に生まれたくない」と何百年もソウルの世界に留まっている“こじらせ“ソウルで、ジョーが地上に戻るためともに冒険をする彼の相棒のようなキャラクターだ。
やりたいことが見つからない22番について、川栄も自身が学生の頃は将来の自分がイメージできず22番のようだったと振り返り「22番のように、“何をしたらいいのか”“自分のやりたいことってなんだろう”と悩んでいる人が私の周りや若い世代には多いかもしれないです」とコメント。22番が多くの人の共感を呼ぶキャラクターだと述べたうえで、「そういう悩みを抱えている方はこの映画を見て考え方が変わると思います。これから先の大切なものが見つけられる映画です」と作品への期待が高まるメッセージを寄せた。
ディズニー&ピクサー最新作『ソウルフル・ワールド』は、12月25日より「ディズニープラス」で配信開始。
『ソウルフル・ワールド』
監督:ピート・ドクター
共同監督:ケンプ・パワーズ
製作:ダナ・マレー
(C)2020 Disney/Pixar.