関俊彦さんは1980年代に声優デビュー。特撮ドラマや洋画の吹き替えも担当しており、声優アワードでは『仮面ライダー電王』の共演者とともにシナジー賞を獲得しました。2020年はTVアニメ『プランダラ』などのタイトルに出演中です。
そこで関俊彦さんのお誕生日をお祝いする気持ちを込めて「演じた中で一番好きなキャラクターは？」と題した読者アンケートを昨年に引き続き実施しました。5月30日から6月6日までのアンケート期間中に227人から回答を得ました。
男女比は男性約30パーセント、女性約70パーセントと女性が多め。年齢層は19歳以下が約30パーセント、20代が約25パーセント、30代が約25パーセントでした。
■トップはモモタロス 特撮キャラが1位に！
第1位
1位は『仮面ライダー電王』のモモタロス。支持率は約20パーセントでした。
主人公・野上良太郎に憑依して戦うモモタロスには「普段は憎めない面白いキャラクターでも、キメるときはキメるカッコ良さを持ち合わせている。関さんの声があったからこその魅力があると感じています」や「見た目の怖さとドスの効いた声で一瞬ビビるけれど、情に厚いところもあってギャップに惹かれる」、「粗野でぶっきらぼうだけど、ものすごく安心する声」といった意見が寄せられており、頼れるパートナーとして人気を博しています。
「何より決めゼリフの“俺、参上！”がカッコイイ!!」と作品を代表するセリフに触れたコメントや、『クレヨンしんちゃん』にゲスト出演したことが印象的だったというコメントも届いています。
第2位
2位は『最遊記』の玄奘三蔵。支持率は約15パーセントでした。
「最高僧なのにお酒を飲んだりタバコを吸ったりしてハチャメチャ。だけどいざとなったらやるところがカッコイイし、関さんの低音ボイスも大好き」や「短気だし自己中だけど、なんだかんだで仲間のことを大切に想ってる。でもそれを表に出さない三蔵が好きです！」と高いカリスマ性を持った役柄を演じ切っています。
低音の声によって唯我独尊な性格が表現され、キャラの虜になったファンが多いようです。
第3位
3位は『忍たま乱太郎』の土井半助。支持率は約12パーセントでした。
「小さい頃から慣れ親しんだキャラクター。厳しくも生徒想いで優しい土井先生が今でも好きです」や「一定世代の女性にとって初恋泥棒の土井先生。大人になった今見ても、愛情深くて本当に素敵な先生だと思います。関さんの地声に近い柔らかな声が大好きです」というコメントが。
長年愛され続けているキャラクターであることが伝わってきました。
■そのほかのコメントを紹介!!
『新機動戦記ガンダムW』デュオ・マックスウェルには「クールなパイロットが多い本作の中で、明るく場を和ませてくれるデュオのキャラクターに関さんの声が合っていと思います」。
『鬼滅の刃』鬼舞辻無惨には「関さんの落ち着いた丁寧な声で、無惨の余裕のある強さが際立っている」や「圧をかけるような言葉ひとつひとつがカッコ良かったから」。
『鬼滅の刃』第3弾・新キービジュアル（C）吾峠呼世晴／集英社・アニプレックス・ufotable
『NARUTO -ナルト-』うみのイルカには「ナルトの理解者であり、子供のときから見守るお父さん的存在でもあり、とても優しい先生だから」。
『YAWARA!』松田耕作には「仕事に熱血だけど、女性には不器用で真面目なところがある松田さん。好きな柔さんのことを一途に思いながらも、ほかのキャラに振り回される感じが関さんの声と重なってとても愛らしいキャラでした。初恋の相手です！」といったコメントがありました。
2020年版のアンケートではアニメ以外のキャラクターも対象としたため、特撮ドラマ『仮面ライダー電王』のモモタロスが一躍トップとなりました。
「東映まんがまつり」の1本として『仮面ライダー電王 プリティ電王とうじょう！』の公開も控えており、その注目度の高さがうかがえます。
次ページの全体ランキングもぜひご確認ください！
■ランキングトップ10
[関俊彦さんが演じた中で一番好きなキャラクターは？ 2020年版]
1位 モモタロス 『仮面ライダー電王』
2位 玄奘三蔵 『最遊記』
3位 土井半助 『忍たま乱太郎』
4位 鬼舞辻無惨 『鬼滅の刃』
5位 デュオ・マックスウェル 『新機動戦記ガンダムW』
6位 うみのイルカ 『NARUTO -ナルト-』
6位 松田耕作 『YAWARA!』
8位 ムース 『らんま1/2』
9位 JJ 『赤い光弾ジリオン』
10位 仰木高耶 『炎の蜃気楼』
10位 ラウ・ル・クルーゼ 『機動戦士ガンダムSEED』
（回答期間：2020年5月30日～6月6日）
次ページ：ランキング20位まで公開
※本アンケートは、読者の皆様の「今のアニメ作品・キャラクターへの関心・注目」にまつわる意識調査の一環です。結果に関しては、どのキャラクター・作品についても優劣を決する意図ではございません。本記事にて、新たに作品やキャラクターを知るきっかけや、さらに理解・興味を深めていただく一翼を担えれば幸いです。
