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「デジモン ラスエボ」『02』キャストが20年越しに明かす裏話、“成長した子どもたち”と向き合った過程【インタビュー】

2月21日から公開となる『デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆』。本作には『デジモンアドベンチャー02』のデジモンも登場する。
今回は『02』のデジモンを演じた野田順子、高橋直純、遠近孝一、浦和めぐみにインタビューを行った。

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「デジモン ラスエボ」『02』キャストが20年越しに明かす裏話、“成長した子どもたち”と向き合った過程【インタビュー】
  • 「デジモン ラスエボ」『02』キャストが20年越しに明かす裏話、“成長した子どもたち”と向き合った過程【インタビュー】
  • 『デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆』本ポスター(C)本郷あきよし・東映アニメーション
  • 遠近孝一(ホークモン役)
  • 浦和めぐみ(アルマジモン役)
  • 遠近孝一(ホークモン役)高橋直純(ワームモン役)
  • 遠近孝一(ホークモン役)
  • 高橋直純(ワームモン役)
  • 野田順子(ブイモン役)浦和めぐみ(アルマジモン役)

■大人になったパートナーの冒険を見届けて


――最後に、これから映画を見るファンに向けてメッセージをお願いします。

遠近:まずは「『02』メンバーが帰ってきたぞ!」と伝えたいです。
昔と今の違いにこそ映画のメッセージが込められているので、当時のままの部分と、変わった部分、どちらも探してみてください。
それぞれのキャラクターがどう進化しているのか、みなさんにも見つけてほしいです。

高橋:大人になってどう生きるべきか悩むときもあると思いますが、重く考えずとも本作を90分見ていただければ、「パートナーと生きる今を大事にしよう」と感じると思います。
僕は猫を飼っているので、映画を見た後パートナーである猫をなでたくなりました。

映像もかなり細かな部分まで作りこまれており、思い出や現実の景色がきれいに見えてくるシーンがたくさんありました。情報量が多いので、ぜひ何回も見てほしいです。

野田:『デジモン』シリーズをこれまで見てくださった方には、なつかしさを感じるシーンもあります。普遍的な部分と変化を比較したり、「大人になるってそんなに悪いことじゃないんだ」と感じたりと、さまざまな見方ができる作品です。

『デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆』本ポスター(C)本郷あきよし・東映アニメーション
生きていると「昔はよかった」と思うこともありますが、変わっていくことを受け入れるのも大切。年齢を重ねた分、あたたかな気持ちで見守っていただけると嬉しいです。

もちろん初めて『デジモン』を見る方にも楽しんでいただける映画になっていますので、ぜひ本作をきっかけにTVシリーズに戻っていただければと思います。
『02』のわちゃわちゃ感や、ほっこりするパートも楽しんでいただけたらキャストとしても嬉しいです。

浦和:私はあらかじめメッセージを書いてきたので、読んでもいいですか?

野田:すごい、お手紙だ!

浦和:「ファンの皆様へ。20年、どう過ごされたでしょうか。大人になって楽しいことや嬉しいことばかりではなかったと思います。『デジモンアドベンチャー』の子どもたちも少し大人に近づきました。彼らも悩み、もがき、ときには涙しながら一歩一歩前に進んでいます。変わらず見守り続けるパートナーデジモンたちと一緒に彼らが進む未来を、冒険を、皆さんもぜひ見届けてください」



◆◆◆

浦和さんの優しい声で読み上げられたメッセージに、インタビューに居合わせた誰もが心を揺さぶられた。『02』放送からも約20年経つが、作品への愛は変わらずに持ち続けてくれているのだと、キャスト陣の言葉や表情が物語っていた。

いよいよ公開となる『デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆』。『02』デジモンや成長したパートナーとの再会も楽しんでほしい。
《ハシビロコ》
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