「ULTRAMAN」木村良平×諸星すみれ ヒーロー・ヒロイン対談 年齢差15歳に“まさか同い年を演じるとは”【インタビュー】 | アニメ!アニメ!

「ULTRAMAN」木村良平×諸星すみれ ヒーロー・ヒロイン対談 年齢差15歳に“まさか同い年を演じるとは”【インタビュー】

2019年4月よりNetflixにて配信され、2020年4月より地上波放送が開始される『ULTRAMAN』より早田進次郎役・木村良平と、佐山レナ役・諸星すみれにインタビュー。本作初となるヒーロー×ヒロイン対談が実現した。

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2019年4月よりNetflixにて配信され、世界的人気を博したフル3DCGアニメ『ULTRAMAN』。シーズン2の製作決定に加え、2020年4月より地上波放送が開始。さらに2020年春には新作スマホアプリ『ULTRAMAN:BE ULTRA』のリリースを予定しており、心躍る展開から目が離せない注目作だ。


同作の主人公は、かつてウルトラマンであった早田進を父に持つ高校生・進次郎。世界平和のためにULTRAMAN SUITを纏う運命に苦悩する姿や、人気アイドル・佐山レナらと織りなす等身大のストーリーとなっている。
ここでは2019年12月14日(土) に開かれた「TSUBURAYA CONVENTION 2019」スペシャルステージに出演直後に、早田進次郎役・木村良平と、佐山レナ役・諸星すみれを直撃! 本作初となるヒーロー×ヒロイン対談が実現した。
[取材・文=潮田茗、撮影=小原聡太]

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■新たな展開が続々とあり、作品が“生きている”感覚


――まずは、本日のイベントの感想をお願いします。

木村:最終話の収録が終わってから、そして皆さんの元へお届けしてから時間が経っているにも関わらず、こうしてファンの方々の前に立てる機会をいただけることは嬉しいです。
これまで「ワールドプレミア」や「台湾漫画博覧会」とコンスタントにイベントが開催され、そのたびに新しい目的をもってお会いできています。

今日はセブンスーツのお披露目など、新情報がたくさんありました。作品が生きているという感覚がします。

木村良平
諸星:イベントに参加させていただくのは2回目でしたが、前回も今回も熱気に圧倒されました。どんどん盛り上がっていく形で、さらに次へと繋がっていけるのが本当にすごいことですよね。

『ウルトラマン』という、誰もが知っている大きな作品にこうして関わらせていただけているのは光栄なことだと改めて思いました。
劇中でレナが歌った「星の欠片」が今後リリース予定であることもお伝えできましたし、新鮮な体験がたくさんできて楽しかったです。

――性別問わず、幅広い世代の方がいらっしゃっているのが印象的でした。

木村:“ツブコン”は男性の多いイベントだと聞いてたんですけど、女性もたくさん来てくださっていましたね。老若男女問わず楽しんでいただけている作品なんだなと実感しました。

――最後、諸星さんがレナの声でご挨拶されたときに、小学生くらいの男の子が「わぁ!」とリアクションした微笑ましい光景も見かけました。

諸星:いきなり大きい声で話したからびっくりさせちゃったかな?

木村:そういうことじゃないと思うよ(笑)。嬉しくて思わず、じゃない?

諸星すみれ、木村良平
諸星:あ、そういうことか(笑)。そんな反応していただけるなんて。レナの声として認識してもらえていることも、こうして直接声を届けられたのも嬉しかったです。

■年齢差15歳に「まさか同い年を演じるとは」


――改めて、演じたキャラクターへの印象とアプローチについてお聞かせください。

木村:進次郎は未熟な高校生の男の子なんですけど、徐々に少しだけ大人になっていくのが物語の大事なところ。
最初からヒーローではないですし、少なくともシーズン1の段階では誰もが知っているところのウルトラマンにはまだなることができていない。そんな彼のなかの成長を見せたいというのが、スタッフの方々との共通認識でもありました。

『ULTRAMAN』(C)円谷プロ (C)Eiichi Shimizu,Tomohiro Shimoguchi (C)ULTRAMAN 製作委員会
諸星:レナは早田くんよりも大人っぽくて、少しだけ引っ張っていくタイプのヒロインです。
アイドルという点では、私が今まで演じてきた天性のアイドルらしさを持ったキャラクターとは違っていて、自分自身の偽っている部分を出している子。

最初は素でいるときのレナとアイドルと普通の女の子でいるときの差をつけようとしていました。最終的には「どれが本当のレナだろう?」というくらいすごく自然体になれたと思います。

諸星すみれ
――ULTRAMANである進次郎と、ウルトラマンに当初憎しみを抱いていたレナの関係性の変化も見どころでした。

諸星:このふたりの関係って、すごくいいですよね。レナの中で、ウルトラマンへの気持ちの変化をくれたのは全部早田くんのULTRAMANに出会ったおかげ。レナは早田くんがULTRAMANだって気づいていなかったのにお互い刺激し合っていて、それぞれに成長していく姿があって……。

木村:正直、ふたりは腹を割って話ができているかと言われるとそうではない。だからこそ、無意識で影響し合うことの良さがあったと思います。

諸星:アフレコのとき、(学業の関係で)ほかのキャストさんたちの収録が終わった後に駆けつけで行ってたんですけど、その形もすごく演じやすかったんです。
早田くんやみんなの声を聞いて、変化を感じて、それを受けてお芝居で応えていくことが早田くんとレナの関係性に合っていたと思います。

『ULTRAMAN』(C)円谷プロ (C)Eiichi Shimizu,Tomohiro Shimoguchi (C)ULTRAMAN 製作委員会
――同じ事務所の先輩後輩という間柄ということもあり、おふたりだからこそ生まれたお芝居もあったのではないでしょうか。

木村:なにしろ15歳差ですからね(笑)。少しでも油断するとおじさんっぽさが出てしまいそうだったので、そこは気を付けていました。

諸星:まさか同い年を演じられる日が来るとは思ってなかったですね(笑)

木村:(配役を知った時は)「ほお~、ヒロイン、誰が演じるんだろう。え、すーちゃん!? が、頑張る……」ってなりました(笑)。別に無理して若作りしているわけではないんですけど、進次郎のフレッシュさを意識するいいきっかけにはなりました。

木村良平
――今後、進次郎とレナの間にはどんな展開がありそうですか?

諸星:今のままで。(11話で)「そのままの君でいて」って早田くんに言っちゃったんで(笑)

木村:素直だねぇ(笑)。進次郎はカッコつけたいやつなんで、もうちょっとカッコつけたところが見られるといいですね。

諸星:早田くんがULTRAMANだと気づいた上でのふたりのシーンがほとんどないんですよ。正体を知ってからこのふたりがシーズン2でどうなるかが楽しみですね。


→次のページ:演じる上で、キャラクターを作り上げていくには……
《潮田茗》
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