■ついにはじまる野球対決……ってそれで闘うの!?
前編では、特訓をするハチナイチームのもとに野球芸人が登場。最初こそ自信満々のハチナイチームだったが、イチローさんの威圧感を漂わせるニッチロー'さんと、元プロ野球選手・そうすけさんの第一投に言葉を失った。
ブォン!!!!
元プロ野球選手・そうすけさんのマジなピッチングに唖然とするふたり。しかも、さらなる追い打ちが!
出たッ! 「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」でお馴染みの元日本ハム・イースラーのバッティングだ!
続いて、ニッチロー'さんが……
そうすけさん、ニッチロー'さんが放つ圧倒的風格に気圧さてしまった立花さんと西田さん。
「さっきの練習、意味あった?」
「一朝一夕で勝てるわけないじゃん……」。
このままでは、確実に負ける。ボロボロに負ける。このままでは。このままでは……!
そこで、2人は野球芸人チームに泣きついた。
「や、“野球盤”対決にしませんか?」
野球盤とは、ボードゲームの一種。野球のグラウンドが描かれたボードの上で、ピッチャー(守備)がレバーを弾くと球が飛び出し、バッター(攻撃)がタイミングよくバットを操作できれば、打つことができる。
野球芸人チームから帰ってきた答えは……。
「いいですよ」
そうすけさん&ニッチロー'さんの懐の深さに感謝!
こうして無事、野球盤対決(3イニング)に変更された
両チーム遊び慣れていない野球盤での対決は、初回から波乱。まずは野球芸人チームが3連続ヒット!
そうすけ「よっしゃぁ!!」
野球芸人チームの猛攻は止まらない。さらにニッチロー'選手がホームランを放つ!
野球芸人チームは、1アウトで一気に4点を先取した。
すると、ここで立花選手が覚醒!
研ぎ澄まされた投球でヒットを許さず、そのまま3アウトにした。これはお見事! 次は攻撃でどこまで点を伸ばせるか。
「うちの西田はバッティングが強いんで!」そんな立花さんの言葉もあってか、1回裏では西田選手が活躍。
バックネット上の照明に当たる先頭打者ホームランで、1点獲得!
チームに追い風を呼び込むと、、、
続く立花選手もホームランを打った!
「いい闘いになってますよ!」
芸人チームは、たまらずニッチロー'選手からそうすけ選手にピッチャーを交代し、守備を固めた。
しかし、ハチナイチームは攻撃の手を緩めない!
看板直撃の2ランホームランを放ち、4-4の同点に持ち込んだ。
その後は膠着状態が続き、なかなか点が入らない。お互い攻守を体験し、野球盤に慣れてきたことが仇となっているようだ。
「あのボールはファールにしか出来ないですからね。あのボールはなかなか打てないですよ」と、そうすけさんが掛布雅之さんのものまねで解説するとおり、ファールが続く。
そして……
点が動かぬまま最終回に突入! まずは野球芸人チームの攻撃。
ニッチロー'選手の攻撃だが、華麗に三振して1アウト! さらにピッチャー返しで2アウト!
追い込まれた野球芸人チーム。「絶体絶命だな……」とつぶやくニッチロー'選手。
ようやっとルーティンが終わり、立花選手がボールを投げる……!
ニッチロー'、振りかぶった! すると、球が目にも止まらぬ速さで飛ぶ! これは……場外ホームランだ!!
いよいよ追い込まれたハチナイチーム。なんとかこれ以上の失点は免れたものの、1点差は大きい。西田選手の口からも、自然と「勝ちたい……!」と漏れる。
さあ、ついに3回裏だ。
この思いの強さでは、負けないハチナイチームだが……
思いが空回りしてしまったのか、2投で一気に2アウト。
守備の位置を丁寧に変える采配に加え、消える魔球も使いこなせるようになった野球芸人チームに翻弄されてしまったようだ。
2アウト、もう後がないハチナイチーム。5投目は……
ピッチャー返しで3アウト! ゲームセット!
惜しくも1点差で負けてしまった……。
ともあれ、西田さんと立花さんの顔は晴れ晴れとしたもの。翼とあおいが闘ったあの眩しい夏を、思い出したのかもしれないーー。
闘いを終えて、野球芸人チームに話を聞くと、そうすけさんは「初回あんなにホームランを打たれちゃうとは思わなかった! 僕らが来る前に練習してたんじゃないの?というくらい強かったです」と振り返る。
一方、ニッチロー'さんは「勝因はいろいろあるけど、僕が守備位置を丁寧に変えていたのはよかったのかも。野球って細かいんですよ。日本の野球の良さを表現できていたら本望です。いい試合でしたね」と称えてくれた。
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