そこでアニメ!アニメ!では、2018年下半期に引き続き「アニメ化してほしいライトノベル・小説は?」アンケートを実施しました。7月7日から7月14日までのアンケート期間中に127人から回答を得ました。
男女比は男性約60パーセント、女性約40パーセントと男性が少し多め。年齢層は19歳以下が約45パーセント、20代が約25パーセントと若年層が中心でした。
【関連記事】2018年下半期結果
アニメ化してほしいライトノベル・小説は? 3位「本好きの下剋上」、2位「無職転生」、1位は…
https://animeanime.jp/article/2018/11/20/41564.html
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■SF、ファンタジー、ミステリーなど多ジャンルが集結
1位は『薬屋のひとりごと』。支持率は約5パーセントでした。本作は中世の王宮を舞台としたミステリー。「小説家になろう」発のタイトルであり、コミカライズでも人気を博しています。
「猫猫(マオマオ)という可愛いだけではないヒロインが大好き。中国を思わせる世界観やミステリー、薬学的知識が入っていて面白い」や「主人公を含めて皆のキャラが立っている上に、さまざまな事件があって飽きさせない」とのコメントがあり、多彩な魅力を持った作品です。
2位は『ウルトラマンF』。こちらは「SFマガジン」に連載されたSF小説で、2017年に星雲賞を受賞したタイトルです。特撮テレビ番組『ウルトラマン』を題材としており、初代ウルトラマンが去った後の世界が描かれています。今年4月にはマンガ『ULTRAMAN』がNetflixで映像化されたこともあって、本作もアニメで楽しみたいという声が寄せられました。
3位は『七姫物語』。2002年の第9回電撃ゲーム小説大賞金賞受賞であり、先王の隠し子として擁立された孤児の少女・カラスミの視点から群雄割拠の時代を描いたファンタジーです。
読者からは「空気感が非常に好みの作品なので環境音などにこだわってアニメ化してほしい」というコメントが見られました。2019年にメディアワークス文庫で新装版が刊行されており、再読して当時の気持ちを思いだしたファンも多かったようです。
全体ランキングでは『最後にして最初のアイドル』のように星雲賞を受賞したSF小説もランクイン。「もともとは『ラブライブ!』の二次創作だと知って興味を持ちました」と作品が生まれた経緯について触れたコメントがありました。
なお前回のアンケートで6位になった『可愛ければ変態でも好きになってくれますか?』は19年7月にテレビアニメの放送がスタート。3位の『本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~』も10月から放送予定です。
今回ランクインした作品の中でアニメ化される作品はあるのでしょうか。今後に要注目です。
■ランキングトップ5
[アニメ化してほしいライトノベル・小説は? 2019年上半期版]
1位 『薬屋のひとりごと』 日向夏
2位 『ウルトラマンF』 小林泰三
3位 『七姫物語』 高野和
4位 『86-エイティシックス-』 安里アサト
4位 『ミリオン・クラウン』 竜ノ湖太郎
4位 『リビルドワールド』 ナフセ
(回答期間:2019年7月7日~7月14日)
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