『はたらく細胞』は、人間の体内で働いている細胞を擬人化した清水茜による人気コミックだ。2018年にはTVアニメ第1期が放送され、舞台化もされるなどその展開は留まることを知らず、ついに本作の世界観がそのままアプリゲームとなって登場する。
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ステージではゲーム風の画面を用いたドラマパートから始まり、傷ついた体を治すため、血小板が東京ビッグサイトへ向かうというストーリーで幕を開けた。キャストが登壇し、まずは自己紹介のコーナーへ。井上はお馴染みの17歳ネタを披露し、さらに自身が演じるマクロファージを意識した白いエプロン姿で登壇したことで、会場を沸かせた。
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そしてステージは、本作の世界観を凝縮したアプリゲームの紹介へ。会場ではゲームの映像を使用したPVで細胞の育成や、菌・ウイルスとのバトルを楽しむゲームの概要が説明された。PVを見るだけでも、スギ花粉や黄色ブドウ球菌などのお馴染みの敵が登場し、キャスト達もその世界観の表現に盛り上がりをみせた。
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そして、勢いの冷めぬまま本ゲームの良さをより伝えるために、チーム対抗で本作をプレイするコーナーを実施。コーナーでは、花澤・井上の「はたらく17歳」チームと、前野・長縄の「M細胞」チームに分かれ、成績勝負という形での対決をすることに。
第1試合は「育成」対決。本ゲームは細胞のタネを選んで、赤血球があみだくじを通りながら栄養素を回収して細胞を育ててくゲームとなっており、M細胞チームはボーナスステージに突入。より多くの栄養素を回収することでSランクの細胞を育てあげ、見事1回戦では勝利を収めた。
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続く2回戦では、「バトル」パートをより早くクリアした方が勝利するという条件で、チームを代表し井上と前野が対決。そして、戦略型ゲームであるタワーディフェンスのバトルでは、井上が前野より早くクリアし、勝負は引き分けに。
しかしながら、勝負には罰ゲームが付き物。引き分けとなったステージ上では、どのキャストが、独特の味がする「ノニジュース」を飲むか主張が展開されたものの、最終的には間を取って司会を務めた高橋祐馬プロデューサーが飲むこととなった。なお、その味は南国の味だったそう。
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ステージも終盤に差し掛かり、話は気になるゲームの配信開始日の話へ。あらかじめ用意されたボタンをキャスト一同で押し、発表された配信日は……ステージ当日!なんと、その場で遊べるようになることが発表されたのだった。
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さらに発表は続き、流れだしたPVによってTV第2期の制作も発表。その発表を見た会場の観客たちは歓喜の声を上げ、予想もしていなかった吉報に喜んでいた。そして、登壇したキャストたちから、今後の意気込みとファンへの締めの言葉が語られ、ステージは幕を閉じた。
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「AnimeJapan 2019」
パブリックデイ:2019年3月23日・24日
ビジネスデイ:2019年3月25日・26日
会場:東京ビッグサイト