長編アニメーション賞は、「アカデミー賞」第74回にあたる2001年に始まった部門だ。
日本人では、宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』が第75回を受賞。ここ近年は2012年の第85回『メリダとおそろしの森』以降、第86回『アナと雪の女王』、第87回『ベイマックス』、第88回『インサイド・ヘッド』、第89回『ズートピア』、第90回『リメンバー・ミー』と、ディズニー/ピクサーが6年連続で同賞に輝いていた。

「第91回アカデミー賞」長編アニメーション賞のノミネート作品は、『インクレディブル・ファミリー』『犬ヶ島』『未来のミライ』『シュガー・ラッシュ:オンライン』『スパイダーマン:スパイダーバース』の5作品。
これまで、『スパイダーマン』映画シリーズは「アカデミー賞」技術関連賞には輝いていたものの、“作品”としての「アカデミー賞」受賞は今回が初めてのことだ。
この結果を受け、「アカデミー賞」発表の檀上に立ったプロデューサー&脚本家フィル・ロードは「プロデューサー、キャスト、スタッフ、そして800人以上の映画作家たちがリスクを背負いながら努力しました。この作品を見た誰かが、“これは自分の映画だ”と言ってくれたら嬉しい」と喜びを語っている。