低賃金の新人アニメーターを守りたい!「現代のトキワ荘」運営費のクラウドファンディングが始動 | アニメ!アニメ!

低賃金の新人アニメーターを守りたい!「現代のトキワ荘」運営費のクラウドファンディングが始動

「アニメーター支援機構」は、同法人が運営する新人アニメーター向けの4つの寮の運営費用の一部200万円を目標に、2月1日より「低賃金の新人アニメーターを守りたい!住居支援2018」と題したクラウドファンディングを開始した。

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特定非営利活動法人「アニメーター支援機構」は、同法人が運営する新人アニメーター向けの4つの寮の運営費用の一部200万円を目標に、クラウドファンディングサービス「Readyfor」にて2月1日より「低賃金の新人アニメーターを守りたい!住居支援2018」と題したプロジェクトを開始した。

「アニメーター支援機構」は2010年より、業界歴3年目未満の若手アニメーターを対象として「新人アニメーター大賞」「アニメーター寮による住居支援」「仕事の提供」などを行なってきた団体である。クラウドファンディングについては過去に4度活用しており、累計660人から1,063万円の支援を獲得。これまでに3つの寮を開設し、累計25名の若手アニメーターに住居を支援してきた。
2018年3月には4つ目の寮となる「新人アニメーター女子寮/2号寮」をオープンし、新たに11名の新人アニメーターに住居支援を行う運びとなっており、今回のプロジェクトはそれに伴った募集となる。

市場規模でいえば2兆円超えと言われる日本のアニメ産業だが、「日本アニメーター・演出家協会」が2009年に発表した実態調査(728人回答)によると、20代のアニメーターは平均月収が9万円あまり、年収だと約110万円という厳しい労働環境におかれている。
アニメーター支援機構はこうした問題の背景について、多くのアニメーターが作画の枚数単価による出来高制で雇用されていることを原因として挙げている。さらに動画担当のアニメーターの多くは業務委託契約で雇われ、低賃金かつ福利厚生も受けられない状態で働いることも一因だという。

代表の菅原氏は「漫画家は作品がヒットすると印税をもらえますが、アニメの場合作品がヒットしても儲かるのは製作委員会であって、アニメーターではありません。アニメーターに利益が還元される、新しいアニメ製作のシステム作りが必要です」と訴えており、「今後はアニメーター寮を、住居支援の場としてだけでなく『新しいアニメ制作の拠点』として活用し、アニメーターに利益が還元される仕組みづくりにも取り組んでいく予定です」と語る。
同法人は2018年より「新しいアニメ製作のシステム作り」にも取り組んでいく予定といい、「低賃金の新人アニメーターを守りたい!住居支援2018」はその布石としても重要なプロジェクトになりそうだ。

「低賃金の新人アニメーターを守りたい!住居支援2018」
目標金額:200万円
※目標金額に達しない場合、支援者へと返金になる「All or Nothing形式」を採用。
※2018年度運営資金の内の後期分【2018年7月1日~2018年12月31日】に充てさせていただきます。
期間:2018年2月1日(木)~5月2日(水)23時(90日間)
リターン:一口3,000円から支援可能、全7コースのリターンをご用意しています。

[アニメ!アニメ!ビズ/animeanime.bizより転載記事]
《仲瀬 コウタロウ》
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