◆細かすぎて伝わらない?“動きものまね”・『機動戦士ガンダム』アムロを殴った後のブライト艦長の動き「な、殴ったね!」はアムロ・レイの代表する台詞だが、その後のブライト艦長の動きのこと。「殴って何故悪いか」と言いながら体をひねって背面を見せる。この動きだけでももちろんいいが、シーン全体のものまねをやると、作品をあまり知らない人にも「殴ったね!」で分かってもらえる。・『サザエさん』OPで、キャラクターたちが果物から出てきた後の動き果物から出てきて首を振っている動きはおなじみだが、その後腕を振りながら画面に近づいてくる動きのこと。テレビ番組でこのものまねをしている芸人さんを見た人もいると思うが、その時は作画枚数が少なめの激しい動きだった。実際そこまで少ないわけではないので、腕の振り方は緩やかでも大丈夫。ポイントは跳躍して近づくときに両手を上にピンとのばしたり、体全体を使うところ。磯野家の人数を揃えてやると、よりな気持ちになるに違いない。・『風の谷のナウシカ』ユパ様が飛んでくるシーンユパ様が手をクロスしながらするジャンプの動き。いくつか該当シーンがあるが、父親を殺され逆上したナウシカのナイフを左腕で止め、右手でトルメキアの兵にナイフを向けるシーンがカッコイイ。やるならとにかく全力でやるべし。協力者がいるとなお良く、笑いを取ることも「おぉ~」と感心させることもできる。終わった後はジブリ作品のトークで盛り上がることだろう。・『銀河旋風ブライガー』OPのキャラクターが集結する時の金田作画OPでナレーションとタイトルロゴが終わってからメインキャラクターが集結する時の動き。それなりにアニメが好きな人が周りにいないと全く通じないので注意してほしい。動き一つ一つがとてもかっこいいが、跳躍力と体の柔軟性が必要になる。スティーブン・ボウィーのジャンプはかなり難しいため、自分の足は黒子にし、ダミーの足を用意すると再現度が高まる。4人揃うと圧巻だと思うので、ぜひやってほしい。今回は忘年会向けの一発芸ということで、基本的には世代関係なく分かりやすいものをチョイスした。“動きものまね”にはマニアックなものまねが多くなったが、これはアニメにおいて定番の動きというのが実は少ないからだ。『サザエさん』のように現在まで続き、OP・EDのようなおなじみの動きがある作品がほぼない。そういったものを探して「分かる~」と言いたくなるものまねを探すのも、また楽しいかもしれない。とはいえ、自分でやりたいと思ったものをやるのが一番だ。ものまねはハードルが高いかもしれないが、一度やってしまうとなんとかなってしまうものだったりする。それがそのまま会話のネタになることもあると思うので、めげずにチャレンジしてほしい。