声優・鶴ひろみさんが死去 「ドラゴンボール」ブルマ役や「アンパンマン」ドキンちゃん役など
『それゆけ!アンパンマン』ドキンちゃん役や『ドラゴンボール』ブルマ役などで知られる声優の鶴ひろみさんが、11月16日に亡くなっていたことが分かった。57歳だった。17日、所属する青二プロダクションが「運転中に大動脈剥離のため」として正式に発表した。
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鶴さんは1960年3月29日生まれ、神奈川県出身。劇団ひまわりでの活動を経て1978年に『ペリーヌ物語』ペリーヌ役で声優デビューを飾って以降、『それゆけ!アンパンマン』ドキンちゃん役をはじめ『ドラゴンボール』ブルマ役、『GS美神』美神令子役、『らんま1/2』久遠寺右京役といった数々のアニメ作品でキャラクターに命を吹き込んだ。
突然の訃報に、『ドラゴンボール』ベジータ役の堀川りょうさんが「とても信じられない!彼女とは色々な作品でご一緒させてもらったので残念です」とお悔やみを寄せたほか、『アンパンマン』ばいきんまん役の中尾隆聖さんは「30年間も一緒にやらせていただいたドキンちゃん。こんなことになるなんて、言葉が見つかりません」と悲痛な心境を吐露。
『アンパンマン』しょくぱんまん役の島本須美さんは「来週 アンパンマンで、30回目のクリスマスの収録があります。その時、いつものように逢えると思っていたのに…」と悲しみを語り、『アンパンマン』バタコさん役の佐久間レイさんは「照れ屋で寂しがりやの鶴さん ドキンちゃんそのものでした」と人柄を偲んだ。
またTwitterでも急逝を惜しむ声が相次いでおり、ファンらは「まだ亡くなったなんて信じられません…」「突然の訃報に驚いています」とツイート。「ドキンちゃんやブルマ様の声をくれてありがとうございます」「ガルフォースのルフィで、また他の作品でも素晴らしい声をありがとうございました」「らんまのうっちゃんが大好きでした」など鶴さんが演じたキャラクターに想いを寄せる様子も見られ、国外でも「#HiromiTsuru」「#Bulma」のハッシュタグでその死を悼む空気が広がった。