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「SING/シング」田中真弓×木村昴インタビュー「“歌っていいな”と思える、最高のエンターテイメント映画です」

4月7日16時より、文化放送にてラジオ「超!A&Gスペシャル『SING/シング』公開記念特別番組」が放送された。ミス・クローリー役の田中真弓と、3人組のカエルの一人であるリッキーを演じた木村昴が出演し、アフレコ時のエピソード、

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■「気持ちで演じてくれればいい」という演出の三間さんからのアドバイス

――番組収録お疲れ様でした。息ピッタリでしたが、これまでにお二人だけでお話をされたことはあったのでしょうか?

田中真弓(以下、田中)
作品で共演することはありましたが、こんなに長く二人だけでおしゃべりをしたのは初めてでした。レギュラーで一緒とかでない限り、なかなか話すチャンスってないからね。

木村昴(以下、木村)
一時間近くというのは初でしたね。最初はすごく緊張しちゃいましたけど、“長老”(番組内で木村が田中につけたあだ名)がすごく面白くしてくださって!

田中
そんなことないわよ、私はかき回しているだけ(笑)。

木村
いやいや、本当ですよ!そうして盛り上げつつも、ちゃんと僕にもお気遣いくださっているのを感じて。途中からはすっかり心を開けて、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。

――吹き替え演出の三間雅文さんからメッセージが届いていましたね。アフレコ時は、三間さんからはどんなディレクションがありましたか?

田中
声のトーンや口の動きがあっているかどうかの部分ではなく、本当に“お芝居”のことでした。ミス・クローリーの義眼が落ちてしまう時の慌てぶりひとつを取っても、200歳の老婆だから、「慌てていても、体は動かなくてゆっくりになる感じ」と言われました。ひとつひとつのお芝居へのこだわりが強い方です。

木村
三間さんは特別、芝居への思いが強い印象がありますね。初めてアニメの収録で三間さんとご一緒した際に、「子どもの頃にアニメを見ていて、口があっているか気にしたことがあった?」と聞かれたんですよ。僕が「なかったです」と答えたら、「そうだよね。だから、気持ちで演じてくれたらそれでいいんだよ」という、僕の考え方そのものを変えるような言葉をくださって、すごく衝撃を受けたのを覚えています。

■日本語吹替版ならではの、アドリブが聞き取れる楽しみ

――田中さんが担当したミス・クローリーは、オリジナル版ではガース・ジェニングス監督みずから演じられています。オリジナル版は参考にされましたか?

田中
最初はまさか男の人の声だとは思いませんでした。吹き替えはオリジナルの声を聞きながら収録するので、意識したわけではないのですが、影響されている部分はあると思います。アニメの場合は自分でキャラクターを1から作っていくので、そこは大きな違いですよね。

――木村さんは今回カエルのリッキーを演じることになって、どんな役作りをされましたか?

木村
映像を見ると、いつも3人でちょこまかと動いているので、元気でハイテンションな小動物としてリッキーを演じたいと、まずは思いました。収録の時、ムーン劇場の電気が消えて真っ暗になってしまうシーンで、僕は最初「暗くて全然見えないよ!」みたいなアドリブを入れたんです。すると三間さんから「カエルって夜行性だよね?」と言われて、「ホントだ!」と気づいて。アドリブでも、動物としての特性にこだわりを持って演出してくださるんですよね。それからは僕も、三間さんのディレクションに便乗して、「カエルならどうするかな?」と考えながら演じていました。

――ガヤのアドリブを聞いて楽しめるのは、日本語吹替版ならではですね。

木村
僕はその停電シーンで「よく見えるー!」と言ったので、是非アドリブにも注目してみてください(笑)。

――お二人のオススメシーンを教えてください。

田中
やっぱりバスター・ムーンの洗車!あのシーンはどうしても、泣きながら笑っちゃうんだよね。

木村
僕も大好きです! バスター・ムーンの身の回りのサイズ感って面白いんですよね。小さなコアラだから、自転車はペダルがすごく上のほうについているし、彼の寝泊りする場所もユニークです。

田中
どこで寝ているんだろう?と思って見ていると、なんと引き出しで寝ていたことが次のシーンで分かるんだよね。

木村
引き出しからの出方がまた可愛くて。僕のお気に入りはバスター・ムーンの寝起きのシーンです。

――最後に読者へメッセージをお願いします。

田中
私自身もこの作品で、「もうちょっと頑張らなきゃ」と思いました。老若男女が楽しめて、「明日から頑張ろう!」という気持ちになれる映画です。

木村
何度見ても新しい発見がありますし、何より「歌っていいな」と素直に思える作品です。大げさかもしれないですが、僕は過去最高のエンターテインメント映画だと思っているんです。

田中
すでに5回も見に行っているんだもんね。

木村
そうなんです!今すぐにでもまた見に行きたいくらい(笑)。この映画で、頑張るパワーを皆さんにもゲットしてほしいと思っています。
《奥村ひとみ》
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