実写「攻殻」 “有名人”の顔面をハッキング…謎のティザー映像が公開
2017年4月7日より全国公開を迎える『ゴースト・イン・ザ・シェル』が、このたび謎の顔面ハッキングティザー映像を公開した。最先端のプロジェクションマッピング技術を駆使した、映画業界初の試みとなっている。
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『ゴースト・イン・ザ・シェル』は電脳化や全身義体などが日常化した近未来を舞台としており、パソコンの機能を備えた脳と機械の身体を持つ自分を自分たらしめる魂(=映画版、アニメ版では“ゴースト”と表現)はどこにあるのか、というテーマも含まれる作品だ。そしてフェイシャルマッピングは海外ではデジタルメイクアップと呼ばれることがあり、「化粧」という行為自体が人の思考世界“ゴースト”と深い関係性を持っている。
この繋がりから本作と最先端のテクノロジーを駆使する映像クリエイティブカンパニー「P.I.C.S.」とのプロジェクトが実現し、今回のコラボーレーションが行われることになった。
プロジェクトでは「P.I.C.S.」がハッカーとなり、とある有名人の顔面をハック。公開された映像では、その有名人の顔が様々なものにハッキングされる様子が映し出されている。
本件のアートディレクターを担当するクワハラヒロト氏は、『ゴースト・イン・ザ・シェル』と今回のプロジェクトの関連性について「「デジタルメイクアップ」というのは、すなわち「義体化」と例えることができると思います。ゴーストとは何か、個とは何か、という攻殻機動隊の本質的な問いは、「顔とは何か」と言い換えることもできるのです」と指摘したうえで、「最初のFacial Hacking製作時に私がテーマとしていたことは、日本の美意識、文化、哲学を核とし、作品を世界に発信しようということでした。これはテクノロジーだけでなく、日本古来の化粧文化や哲学と、現在日本のサブカルチャー、漫画、ジャパニメーションとの融合ということも含まれていました。このようなルーツを持つFacial Hacking が今回、映画「ゴースト イン ザ シェル」に関わらせていただけるということに、深い感慨を覚えます」とコメントしている。
またフェイシャルハッキングシステムのクリエイターであるPaul Lacroix氏は「これまで、私たちは強烈なビジュアルイメージを世に出す、という点では成功していましたが、同時にその中にストーリーを織り交ぜて伝えるということを次のフェーズの課題としていました」と語り、そのうえでこのプロジェクトについて「Ghost in the shell の世界観、ストーリーを踏襲し、その世界の一部となる、ということに最大の楽しみがありました。これを見てくださった人々に、映画の壮大なストーリーがエンターテイニングに伝わることを願います」との期待を明かした。
はたして顔面をハックされた“有名人”とは一体誰なのだろうか。その正体は、3月末に行われる『ゴースト・イン・ザ・シェル』のイベントでお披露目予定となっている。
『ゴースト・イン・ザ・シェル』
2017年4月7日(金)全国公開
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