「ひるね姫」満島真之介と神山健治が大阪で舞台挨拶「電気がつくまで絶対に帰らないでください」
3月7日、映画『ひるね姫~知らないワタシの物語~』の大阪舞台公演が松下IMPホールにて行われた。ゲストにはモリオ役の満島真之介と神山健治監督が登壇して、本作の魅力を伝えた。
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『ひるね姫』の地方キャンペーンの皮切りとなる大阪舞台公演には、10代、20代の女性を中心とした約800人が駆け付けて会場は満席となった。ファンの歓声に包まれながら登場した満島は「久しぶりに大阪に上陸しました、大阪が大好きで、毎週毎週大阪に行きたいと思っています。食べ物はおいしいし、人との距離感が近くていいなと思います。今日は高畑さんの代わりにかわいいジョイも連れてきましたので、男ばっかりでと思った方はジョイを見てください!」と劇中キャラのぬいぐるみを手に語り、会場は和やかな雰囲気に。
本作は父と娘の関係性がテーマの一つとなっている点について、神山監督は「父と娘って一番摩擦が起きにくい関係だと思うんです。父と息子の関係はハリウッド映画とかでもよくある設定で、母と娘は友達か女同士になってしまう。そんな中で父と娘の関係性は、娘が年頃になるとお父さんのことが嫌いになってくるし、父親からすると年頃の娘にどうやって接していいか、わからなくなる。だから一番ドラマが生まれにくい関係性だけれど、でもその中にはいろんな思いがあるんではないかと思いました」と自身の考えを示した。
満島はファンに向けて「エンドロールが終わって電気がつくまで絶対に帰らないでください。そこにはもう一つドラマが待っていますので」とメッセージを伝えて、ラストで描かれる仕掛けを熱く語った。
最後に神山監督は、SF作家のアーサー・C・クラークの名言を引き合いに出して、「”よくできた科学技術は魔法と見分けがつかない”という言葉があります。『ひるね姫』を作るときにほんわかしたあったかい家族のドラマを作ろうと思いつつ、実はその言葉も念頭に置きながら魔法って何かなとか、今の時代の技術は今の人たちにどういう風に受け止められているだろうと考えながら作った作品です。もちろんあったかい家族のドラマもありますが女子高生の日常から始まり、スペクタクルに発展していって、最後はとてもチャーミングなラブストーリーになっています。結構ジェットコースターな映画になっているんじゃないかと思います。先入観なく身をゆだねて楽しんでいただけたら」と締めくくった。
『ひるね姫~知らないワタシの物語~』
3月18日全国ロードショー
『ひるね姫~知らないワタシの物語~』大阪舞台挨拶
開催:3月7日
場所:松下IMPホール
登壇:満島真之介、神山健治監督
(c)2017 ひるね姫製作委員会