1985年に日本初の大規模な国際映画祭として初開催され、以降世界中の映画を5000作品以上紹介してきた「東京国際映画祭」。2度の隔年開催をはさみつつ、2017年に30回という節目の年を迎える本映画祭の次回開催日が決定した。第30回東京国際映画祭は2017年10月25日から11月3日の10日間にわたり開催される。メイン会場は港区の六本木ヒルズ、EXシアター六本木だ。前回の第29回東京国際映画祭では、六本木ヒルズに加え、最大キャパシティのメイン会場としてEXシアター六本木を使用し、総入場者数は181,031人に達した。今回も同様の会場が用意されるということで、さらなる盛り上がりにも期待がかかる。昨年はドイツ・オーストリアの合作映画『ブルーム・オヴ・イエスタディ』が東京グランプリを受賞。『ダイ・ビューティフル』のパオロ・バレステロスが最優秀男優賞の受賞する際、授賞式にはジュン・ロブレス・ラナ監督だけが参加する予定だったところ、バレステロスがドレスアップして現れるなどサプライズ演出も盛り上がりを見せた。また日本映画スプラッシュ部門の作品賞を戴冠した「プールサイドマン」の渡辺紘文監督は壇上で涙を見せる場面も。本映画祭の重みを感じられるエピソードだ。上映作品には東京グランプリの受賞作品はもちろん、観客賞受賞作品も名を連ねた。日本はもちろん欧米、アジアの映画も揃い、ラインナップは例年にも増して華やかなものとなっていた。ジャンルもヒューマンドラマから恋愛、コメディなどさまざま。作品の多様性も映画祭の魅力といえるだろう。作品エントリーは、2017年4月下旬に公式サイトに掲載予定だ。。2017年にはどんな作品が世に送り出されるのか、また映画祭を契機に脚光を浴びる作品は生まれるのか、引き続き注目したい。第30回東京国際映画祭開催概要開催期間: 2017年10月25日(水)~11月3日(金・祝)会場:六本木ヒルズ、EXシアター六本木(港区)ほか 主催:公益財団法人ユニジャパン(C)2016 TIFF
「日本アニメの新世代」の監督から見えてくる“2020年代”アニメの行く末【藤津亮太のアニメの門V 112回】 2024.11.12 Tue 11:00 東京国際映画祭のアニメーション部門で、「日本アニメの新世代…