小坂崇氣と安藝貴範が語る「Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀」“虚淵玄の情熱が創り出す痛快エンタテイメント” 3ページ目 | アニメ!アニメ!

小坂崇氣と安藝貴範が語る「Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀」“虚淵玄の情熱が創り出す痛快エンタテイメント”

台湾で新たなエンタテイメントを見つけた虚淵玄の夢の実現に一役買ったニトロプラス代表取締役社長の小坂崇氣氏とグッドスマイルカンパニー代表取締役安藝貴範氏に作品の魅力を伺った。

インタビュー
左)安藝貴範氏 右)小坂崇氣氏
  • 左)安藝貴範氏 右)小坂崇氣氏
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  • 小坂崇氣氏
  • 安藝貴範氏
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■ 日本と台湾、国境を超えた制作のやりとり

―原案・脚本は虚淵さんですが、台湾側との役割の分担はどうされていますか。

小坂
基本的には虚淵がこういう世界観とキャラクター、ストーリーはどうですかと、霹靂社さん側に作りました。霹靂社さんの世界観との親和性を考え、違和感のないオリジナルストーリーを作っています。それを霹靂社さん側に観ていただいて忌憚のない意見をいただき調整していきました。

―2014年から出会い始まって、制作の進行は順調だったのですか?

小坂
もともとは霹靂社さんの新作映画の外伝をやろうという話から始まって、最初の一年はそのストーリープロットを作っていました。ただやはり映画の外伝になるといろいろな制約があって、虚淵が描きたいものが描けない。
もちろん「自由にオリジナルキャラクターを出していいです」と言っていただいたけれど、やはり元の原案の世界観もキャラクターもあります。それを壊してはいけないわけです。
虚淵の願いは、霹靂社さんの膨大なアーカイブに日本人が興味を持ってもらうことですから、日本人が本当に喜んで観てもらえる作品にしたいとの思いが強くなっていきました。話し合った結果、テレビ版1クールを日本で放送するスタイル、布袋劇を踏襲したうえで虚淵がオリジナルの世界観とオリジナルのキャラクターを立てるのが正解だとなりました。


―そうすると2014年に出会って映画の企画があって、その後からとなるとすごく期間が短いなかで出来た感じですね。

小坂
でも特撮のテレビシリーズは、14日で2話撮っていくんですよ。脚本を1週間であげて、決定稿と次のプロットを1週間後には納品、1話作るのに2週間しかない。その感覚からすると少し余裕があったかと思います。

安藝
クランクインはいつでしたっけ?

小坂
2015年の7月かな。人形を作り始めたのが3月。

安藝
クランクアップはついこの間ですよ。


小坂
脚本は14年の年末ぐらいから始めて、だいたい2週間に1本くらいのペースで書き始めて。3月に1話があがってそこからだいたい2~3週間に1本くらいのペースで書き上げていったんですよ。
制作に入っても脚本はまだあげていましたね。脚本はあがったから完成ではなく、あがったものを調整して。日本語と台湾語で読むペース、文字量が違うので調整が必要になるんです。

安藝
台湾語のほうが長くなっちゃうんですよね。

小坂
収まりきらないんです。虚淵のあげた日本語の脚本をまず台湾語にして、時間を計ってみると長過ぎると連絡が来て、何パーセントかカットしてくださいと。虚淵がカットしてまた送る。まだ入らない。あと数分カットしてください。今度は短くするために話を変えるしかない。虚淵はじゃあこのパートを短くして、足りないものをここに足してとか、相当器用なことをやりましたね。今思い出してみても大変でした。


安藝
結果、各話が面白いところで終わっていますよね、すごい引きのある終わり方をしている。次をどうしても観なきゃいけない感じになっていて面白いですよ。
特に2話の最後のカットはぜひ観てほしいです。ちょっと笑っちゃうんですよ。

小坂
そこで終わるのかって(笑)。
《animeanime》
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