文化庁メディア芸術祭の歴史を振り返る展示会の開催が決定した。「文化庁メディア芸術祭20周年企画展―変える力」は10月15日から11月6日まで、東京・千代田区のアーツ千代田 3331をメイン会場に行われる。企画展では変化をキーワードに、歴代受賞作品の展示や上映など予定している。文化庁メディア芸術祭は1997年の開催以来、アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門において優れた作品を顕彰する総合フェスティバルとして国際的な発展を続けてきた。メディア芸術祭の20周年を記念した「文化庁メディア芸術祭20周年企画展―変える力」では、歴代審査員を務めた4人を監修者に迎え、これまでの受賞作・推薦作を紹介する。メディア芸術を取り巻く社会、文化、テクノロジーの変化や流れを感じ取れる貴重な機会になるだろう。アニメーション部門の監修はアニメ特撮研究家・明治大学大学院客員教授の氷川竜介が担当。上映作品は第12回の大賞を受賞した加藤久仁生『つみきのいえ』をはじめ、厳選した作品を上映していく。マンガ部門は東京工芸大学教授の伊藤剛が担当。第17回大賞作品の荒木 飛呂彦『ジョジョリオン -ジョジョの奇妙な冒険Part8-』など、受賞作品全巻を自由に閲覧できるマンガライブラリーが設置される予定だ。アート部門は愛知県立芸術大学教授の関口敦仁、エンターテインメント部門は編集者/クリエイティブディレクターの伊藤ガビンが務める。歴代受賞者が出演するトークイベント、パフォーマンス、ワークショップなども予定しており、変容し続けるメディア芸術の軌跡に触れることができる。「文化庁メディア芸術祭20周年企画展―変える力」は10月5日から11月6日までの二十三日間に渡って開催。メイン会場は千代田区のアーツ千代田 3331、サテライト会場はNTTインターコミュニケーション・センター、UDX THEATER、国立新美術館ほかを予定している。入場は無料だが、一部のイベントは有料となる。[高橋克則]「文化庁メディア芸術祭20周年企画展―変える力」会期: 2016年10月15日(土)から11月6日(日)メイン会場: アーツ千代田 3331開場時間: 11:00~19:00サテライト会場: NTTインターコミュニケーション・センター、UDX THEATER、国立新美術館 ほか
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