エイベックスが米国子会社設立 北米から海外展開を目指す
国内大手音楽・映像会社のエイベックス・グループ・ホールディングスが、海外事業の強化に向けて動き出した。米国に100%出資の子会社を立ち上げる。
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Avex International Holding Corporationは資本金100万ドルで、代表取締役社長に千葉龍平氏が就任する。中間持株会社の位置づけで、実際のエンタテインメントに関わる事業はAvex International Inc.が担当する。こちらも資本金は100万ドル、代表取締役社長にはリチャード・ブラックストーン氏が就任する。
エイベックスは今年5月に2020年に向けた成長戦略を発表したばかりだ。その中で、「ヒット創出に向けた施策」を掲げた。その実現に向けたアクションプランのひとつが海外展開である。
そのうえで海外の主要なターゲット地域として、北米・アジアを挙げている。これまでもシンガポールにはAvex Asia Pte. Ltd.、台湾にはAvex Taiwan Inc.の子会社が置かれている。しかし、北米子会社はなかった。今回の子会社設立は、北米地域でも積極的にビジネス開発を目指す意欲の表れである。
エイベックスは、日本、北米、アジアのグループ企業連携させることで、地域にあったコンテンツを発掘・育成するとしている。さらにそれを互いに輸出する体制の構築を目指す。
一方で、アニメ分野での事業も今後注目される。エイベックスは子会社にエイベックス・ピクチャーズを持つ、国内のアニメビジネスの有力企業のひとつである。
近年、日本アニメは北米で再び盛り上がり人気が高い。また音楽分野でも現地のイベントなどで活躍する日本のアーティストはアニメの主題歌などで広く知られている場合が多い。すでにソニー・ミュージック系のアニプレックスがロサンゼルスに現地法人を持ち存在感を持っている。ポニーキャニオンも2014年に米国で自社レーベルPONYCANをスタートさせている。エイベックスの北米ビジネスの展開も気になるところだ。