日本のアニメーション映画はこれ以外にも上映される。映画祭名物の巨大スクリーンによる野外上映会に細田守監督の『バケモノの子』が登場する。こちらはファミリーやキッズも意識したプログラムが6作品。『アイスエイジ』『ファインディング・ニモ』、それに先頃、東京アニメアワードフェスティバルでグランプリを受賞したばかりの『Long Way North』もこの部門だ。 そして、ワーキング・イン・プログレス長編部門(Work in Progress Feature sessions)では、片渕須直監督の『この世界の片隅に』がラインナップされている。これから上映する注目作の制作過程を紹介する同部門も人気が高い。2015年は『バケモノの子』、スタジオジブリが製作出資する『レッドタートル』も紹介された。その『レッドタートル』は6月13日に招待作品として、いち早く上映される。ワーキング・イン・プログレスの制作紹介から、完成した映画として凱旋する。