4月20日、一般財団法人 デジタルコンテンツ協会(DCAJ)は「動画配信(VOD)市場調査レポート2016」を発刊した。映像コンテンツの新たなメディアプラットフォームとして注目される動画配信市場をDCAJが独自調査し、まとめた。今回の調査によれば、2015年の動画配信の市場規模は2014年比で12%増加となった。これまでの成長トレンドを引き継いだ。さらに16年以降もユーザー数を含めて市場規模は引き続き拡大するとみている。2020年には2270億円に達すると予想している。DCAJによると、VOD市場は2012年から13年にかけてスマホ向け定額サービスの拡大によって伸張し、14年は小休止したものの、今後も順調な増加が見込まれているという。15年は動画配信大手のNetflixの日本参入もあって、各事業者の取り組みが活発化した。さらに民放キー局が見逃し配信で足並みを揃えるなど、動画広告や無料サービスの分野でも新しい局面に突入している。レポートの巻頭には、メディア・コンサルタント境治による特別寄稿「ようやく本格普及へ歩み始めた日本のVOD ~SVOD市場の沸騰と、テレビ局の無料配信~」を掲載。動画広告や無料サービスの動きにも触れながら、新たなステージに到達した日本の動画配信の歩みと現状を考察している。主要企業の動向では全12社を詳細に分析。ひかりTV、GYAO!ストア、J:COMオンデマンド、DMM、niconico、Hulu、Amazon インスタント・ビデオ、Netflixなど、各サービスについて触れた。2016年版はA4サイズ・94ページ。PDFでの提供となり、CD-ROMあるいはダウンロードが用意されている。価格は10000円(税抜)だ。[高橋克則]「動画配信(VOD)市場調査レポート2016」http://www.dcaj.or.jp/news/2016/04/vod2016.html発刊: 2016年4月20日価格: 10000円(税抜)仕様: A4・94ページ
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