1月28日に東京・バルト9にて『Blu-ray発売記念 仮面ライダークウガ スペシャルナイト』が開催された。このイベントは「Blu-ray化を希望する平成仮面ライダー商品アンケート」で3年連続1位となった『クウガ』が、満を持してBlu-ray化されるとあり、それを記念して15年ぶりに集まったキャスト陣がトークをするというものだ。ステージには一条薫役の葛山信吾を始め、松山鷹志(杉田守道役)、酒井一圭(ゴ・ガメゴ・レ役)、 たなかえり(笹山望見役)、千崎若菜(五代みのり役)ら豪華な顔ぶれが登場。本作のプロデューサー・高寺成紀がMCを務める形で進行した。3月9日発売予定の『仮面ライダークウガ Blu-ray BOX 2』ボーナスディスクに収録される『「検証」~ドキュメント・オブ・クウガ~』が上映された後、出演者が登壇。ステージ上では再会を喜ぶように談笑する姿も見られ、和やかなムードの幕開けとなった。酒井は「ジョグギダバ!(よく来たな)」と自身の役にちなみ、ファンにとってはお馴染みの“グロンギ語”で挨拶した。松山は「今、五代はどうしてるんだろうなぁ」と漏らし、主人公・五代雄介を演じたオダギリジョーについて言及。客席から笑いが起こる一幕となった。『検証』の感想を求められた葛山は「昨日遅く帰ってきて、ビールを飲みながら見ていたが『こんなダラッと見るもんじゃない』と思ってすぐに電源を消し、仕切り直しました」とコメント。たなかは「スタッフの想いが熱くて、皆15年前の作品を語る雰囲気じゃない」と驚いた様子だった。そんなたなかが葛山に対して「ネクタイ素敵ですね」と本編中のやりとりを彷彿とさせる言葉を投げかけると、収録当時は松山のアドリブが多かったという話題へ。当の松山は「台本が収録の前日とか当日に来て、覚えられなかった」と今だからこそ話せるエピソードを披露した。『クウガ』への出演が、役者としてのキャリアにどんな影響があったかを問われると「撮影してた時はとにかく夢中だった。オンエア後、これだけ長く愛されて、すごい作品に出てたんだなと実感している」と葛山。酒井は「あれだけカタカナ(グロンギ語)を覚えるということがその後ないので、15年ずっと更新されずに残っている」と当時の苦心を振り返った。作中で五代雄介の妹を演じた千崎は、自身の結婚式の際、オダギリにスピーチしてもらった思い出をトーク。葛山は撮影当時、オダギリを連れて六本木へ飲みやダーツに行ったことを語ると「芝居について語り合ったこともある。いい青年です」と評した。最後の挨拶では、松山が「映画になってないのは『クウガ』だけなんだよね」と話すと、客席から「やってください!」と声が上がった。それを受けた松山は「もう、僕たちは無理なんで(笑)。でも、15年経ってもこうして皆が集まってくれるのは『クウガ』だから。また15年後に会えれば」と返した。高寺は「『クウガ』を見て育った世代が、何か新しい動きを起こして欲しい。スタッフの総意・粘り・頑張りが次の世代に伝われば」と話し、イベントを締め括った。『仮面ライダークウガ』(C)石森プロ・東映
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