4月4日に東京・明治記念館にて、アニメ映画『グスコーブドリの伝記』の完成報告会見が開かれた。会見当日は、杉井ギサブロー監督のほか、ボイスキャストとして熱演した小栗旬さん、忽那汐里さん、柄本明さんが登壇した。映画は杉井ギサブローさんが監督、ますむらひろしさんがキャラクターデザインと、1985年に公開された『銀河鉄道の夜』の再来としても期待されている。制作に5年をかけ、今年は宮沢賢治の原作から80年という節目に合わせてきた。主人公・ブドリ役の小栗さんは、「『銀河鉄道の夜』を小さい頃観まして、ジョバンニなどのキャラクターがすごく印象に残りました。オファーを受けてうれしい反面、不安もありました」と作品について話す。また、アニメ界の巨匠の一人である杉井監督の作品ではアニメ『タッチ』が大好きと、一緒に仕事が出来たことを喜んだ。ブドリの妹・ネリ役で声優初挑戦の忽那さんは、何もかもが初めてで大変緊張したという。「地声が低いので、監督に『もっと幼く』と言われて大変でした。画面を見ながら演技をするというのはとても新鮮でした」とアフレコの様子を披露した。杉井監督は、企画から5年で、やっとこの作品を皆さんに観ていただけることを大変嬉しく思うと挨拶した。「先ほど柄本さんが導かれてとおっしゃっていましたが、実は何もしていません(笑)。宮沢賢治の作品は2本目ですが、キャスト・スタッフがみなさんで賢治の世界を作り上げてくれました。演技指導もしていないんですよ」。小栗さんは、最初は監督のことを怖い人だと思っていたが、アフレコ現場で会ったら印象が逆であったことに触れた。「ブドリは幼いころから大人まで演じたのですが、具体的な演技指導はなく監督からは『いろいろやってみましょう』と言われ、やりながら『今の感じ、いいですね』というふうに進んでいきました」。 そして、最後にサプライズとして主題歌が発表になった。1980年のオフコース時代の小田和正さんの曲「生まれ来る子供たちのために」である。「まさに曲のタイトルと詞の内容が映画のテーマと言えるもので、この曲を主題歌として使用したいと当初から考えておりました」と監督はこの曲を選んだ理由を説明する。小栗さんにとっては自身が生まれる前の曲になる。「凄いとしか言いようがないです。本編を見てから聴くと、作品全体を集約しているようで」、また「主題歌が流れるシーンで、自分の中で色々なことがフラッシュバックするようだ」とも述べた。『グスコーブドリの伝記』は7月7日、丸の内ピカデリーほかで全国ロードショーとなる。愛と勇気と感動のファンタジーに出会うまで、あと3ヶ月だ。【真狩祐志】 『グスコーブドリの伝記7月7日(土)、丸の内ピカデリーほか全国ロードショーhttp://www.budori-movie.com/[声の出演]小栗 旬、忽那汐里、柄本 明ほか原作: 宮沢賢治監修: 天沢退二郎監督・脚本: 杉井ギサブロー(「銀河鉄道の夜」「あらしの夜に」)キャラクター原案】ますむら・ひろし作画監督: 江口摩吏介主題歌: 小田和正「生まれ来る子供たちのために」(アリオラジャパン)音楽: 小松亮太制作: 手塚プロダクション配給: ワーナー・ブラザース映画
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