マンガ大賞2016、ノミネート11作が出揃う 「僕だけがいない街」「東京タラレバ娘」「ダンジョン飯」など
マンガ好きが「今、一番友達に勧めたいマンガ」をコンセプトに、過去年1年間の注目作品を選ぶマンガ大賞が今年も開催される。
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そのノミネート作品が1月18日に発表された。候補作は本来10作品だが、選考員の投票が同数だったものがあり11作品となった。選考には96人が参加、挙がったタイトル数は226にもなった。
マンガ好きが選ぶとあり、例年に納得の傑作が並ぶが、本年も話題作が多く選ばれた。『岡崎に捧ぐ』(山本さほ)、『恋は雨上がりのように』(眉月じゅん)、『ゴールデンカムイ』(野田サトル)、『ダンジョン飯』(九井諒子)、『東京タラレバ娘』(東村アキコ)、『とんかつDJアゲ太郎』(イーピャオ/小山ゆうじろう)、『波よ聞いてくれ』(沙村広明)、『百万畳ラビリンス』(たかみち)、『BLUE GIANT』(石塚真一)、『僕だけがいない街』(三部けい)、『町田くんの世界』(安藤ゆき)である。
挙げられた11作は、いずれも連載から日が浅い作品であることが特徴になっている。大賞にまだあまり知られていないお薦めマンガを選ぶとの趣旨があり、単行本の刊行8巻までに対象を絞っているためだ。これで連載開始から2、3年までの作品が多く並ぶ。新進作家の作品、ベテランの意欲作など幅広い作品が選ばれている。
候補作の中では、『僕だけがいない街』は2015年にテレビアニメ化、実写映画公開も決まっており、『とんかつDJアゲ太郎』の4月からのテレビアニメ放送が始まる。昨年候補だった『聲の形』『僕のヒーローアカデミア』『月刊少女野崎くん』はアニメ化、もしくはアニメ化が決定しており、若い作品の早期のメディア展開が進んでいることも窺われる。
その『僕だけがいない街』は、2014年、2015年に続く3度目のノミネート。そして、『BLUE GIANT』は昨年に続き2度目のノミネートだ。昨年、『かくかくしかじか』で大賞を受賞した東村アキコは本年は『東京タラレバ娘』で名前が挙がった。有力作ばかりだけに賞の行方が気になるところだ。
また今回の発表を持って、二次選考スタートする。選考員が全11作品を読んだうえでそれぞれ1、2、3位を選定し、ポイントで集計し、一番ポイントが多かった作品がマンガ大賞に選出される。3月29日に予定されている授賞式で、結果が発表される。
マンガ大賞2016ノミネート作品
■ 『岡崎に捧ぐ』 山本さほ
■ 『恋は雨上がりのように』 眉月じゅん
■ 『ゴールデンカムイ』 野田サトル
■ 『ダンジョン飯』 九井諒子
■ 『東京タラレバ娘』 東村アキコ
■ 『とんかつDJアゲ太郎』 イーピャオ/小山ゆうじろう
■ 『波よ聞いてくれ』 沙村広明
■ 『百万畳ラビリンス』 たかみち
■ 『BLUE GIANT』 石塚真一
■ 『僕だけがいない街』 三部けい
■ 『町田くんの世界』 安藤ゆき
(作品名五十音順・敬称略)
マンガ大賞2016
公式サイト http://mangataisho.com/