日本が誇るアニメーション監督・原恵一氏がASIAGRAPH 2015 創(つむぎ)賞を受賞することが決定した。この賞は、毎年秋に開催されるデジタルコンテンツEXPO、ASIAGRAPHにあわせ、匠賞と共に1名ずつ贈賞されている。受賞対象となるのは、デジタルコンテンツやデジタルアートで活躍し、 アジアのコンテンツ技術発展に大きく貢献した人たちだ。原恵一監督は1959年生まれ。シンエイ動画に入社後、『ドラえもん』『クレヨンしんちゃん』などを手がけ、2001年の『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』、2002年の『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦』でその名を一躍知らしめた。さらに2010年の『カラフル』はアヌシー国際アニメーション映画祭にて、長編部門で審査員特別賞と観客賞をダブル受賞し、海外でも高い評価を得た。今回の原恵一監督の受賞は、2015年5月より劇場公開された『百日紅 ―Miss HOKUSAI―』が大きく評価されたものと見られる。本作は、杉浦日向子の原作マンガ『百日紅』を劇場アニメ化した作品だ。葛飾北斎の娘・お栄を主人公に、江戸時代の人々の生活を情緒豊かに描き出した。同作は国内のみならず海外からも高い評価を得ており、アヌシー国際アニメーション映画祭で長編部門審査員賞を受賞した。さらにフランス、イギリス、ドイツをはじめ、世界12カ国での公開が決定している。日本の文化、芸術と創造の力を世界中に発信していることから、今回の受賞に至った。今回の受賞を記念したシンポジウムが、「デジタルコンテンツEXPO 2015」の会期中である2015年10月24日(土)に開催される。「アジアから世界へ ~アニメとアンドロイドの未来~」と題し、原恵一氏と石黒浩氏が対談する。アジア発のアニメ作品やテクノロジーが世界にどう発信され、未来をどのように豊かにしていくかを考察する。現在、シンポジウムの事前予約を公式ホームページにて受け付けている。
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