アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4分野の優れた作品を顕彰し、広く紹介する文化庁メディア芸術祭の今年の応募が過去最高の4417作品に達した。作品は7月7日から9月9日まで受付を行い、日本のほか世界86ヵ国・地域から応募があった。応募総数の4417作品は、前年の3853作品を15%上回る。国内外の文化庁メディア芸術祭への関心が高まっていることが分かる。今後は4部門にわけて、それぞれ大賞、優秀賞、新人賞を選出、11月27日に発表する。また2016年2月2日に贈呈式、2月3日から14日まで東京・六本木の国立新美術館にて受賞作品展が開催される。文化庁メディア芸術祭は、1997年にスタートした。それまで顕彰の機会の少なかったメディアアートやインタクティブメディア、ウェブコンテンツ、ゲーム、アニメーション、マンガなどの優れた作品を広く紹介する目的を持っていた。現在では、こうした分野のアワードや展覧会は少なくないが、その先駆けとなっている。それだけに受賞作品は、これらの分野の過去の潮流を感じられる。近年は海外の作品の受賞も増えており、より国際色が豊かに、多様性が増している。海外からの応募の増加もこれを反映している。前回第18回はアニメーション部門ではロシアのAnna BUDANOVAの短編『The Wound』が、マンガ部門は近藤ようこ、津原泰水の『五色の舟』、エンターテインメント部門は『Ingress』が大賞に輝いた。アート部門は残念ながら大賞受賞作品は選ばれなかった。第19回の応募の特徴は、海外からのエントリーの増加に加えて、アニメーション部門とマンガ部門の応募の急増だろう。アニメーション部門は431作品から823作品と約90%増、マンガ部門は763作品から948作品へ25%増となった。アニメーション部門では短編の応募が前回の倍以上となっており、前回海外の短編が大賞を受賞するなど短編への評価の高さも呼び水となっていそうだ。一方、マンガは単行本と雑誌掲載のマンガの応募増加が牽引した。また、エンターテインメント部門でもゲームが96作品から121作品に大きく伸びている。アートとエンタテイメントの双方をカバーするメディア芸術祭らしい特徴が現れたかたちだ。各部門の応募数は、アート部門1946作品、エンターテインメント部門700作品、アニメーション部門823作品、マンガ部門948作品である。2016年2月の受賞作品展では、またメディアアートの多様性を体験できそうだ。文化庁メディア芸術祭 http://j-mediaarts.jp/受賞作品発表2015年11月27日(金) 受賞作品展2016年2月3日(水)~2月14日(日) ※2月9日(火)休館 国立新美術館、他[/アニメ!アニメ!ビズ/www.animeanime.bizより転載]
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