2002年に結成されたfripSideは、長年、日本の音楽シーンを彩ってきた存在だ。とりわけアニメ、ゲームとのタイアップが多く、アニメファンにとってはお馴染みである。その最新のタイアップ曲が、9月22日にスタートしたワンマンツアー「fripSide concert tour 2015 ~infinite synchronicity~」で披露された。楽曲は「Two souls -toward the truth-」、この10月からテレビ放送がスタートするアニメ『終わりのセラフ』名古屋決戦編のオープニングテーマとなっている。『終わりのセラフ』は、「ジャンプスクエア」(集英社)に連載中の人気マンガを映像化した作品で、滅亡寸前に追いつめられた人類が、人類を支配する吸血鬼と闘う様子を描く。「Two souls -toward the truth-」は9月21日に公開されたPVで強烈な印象を残したばかりである。そしてそのタイトル“Two souls”は、優一郎とミカエラのふらりを彷彿させる。必聴の一曲となっている。ワンマンツアーのスタートとなった会場は、『終わりのセラフ』名古屋決戦編にもぴったりな名古屋公会堂である。当日の会場はチケットはソールドアウト、開演前からファンの熱気であ溢れた。オープニングは暗転するなかでSEが流れメンバーが登場。1曲目のスタートとともに瞬く間に会場はウルトラオレンジ1色に染まった。およそ2時間30分にも及び、全22曲が演奏された。ゲームやアニメのタイアップソング、それにオリジナルの楽曲のバランスの良い配置が、来場者を沸かせた。この日のサプライズが、「Two souls -toward the truth-」である。ライブでの披露は、ここが初めてだ。大熱狂のなかライブを終えた八木沼悟志は「ツアー初日の名古屋を無事終わることができました。このまま全8公演を駆け抜けます!」とコメントとツアーの今後に意気込みをみせる。南條愛乃は「無事に終わって良かったです。名古屋のみなさんの元気を頂いて、この先のツアーに活かします。本当にありがとうございました」とコメントを寄せた。「fripSide concert tour 2015 ~infinite synchronicity~」は今後、10月から12月にかけて、福岡、神奈川、大阪、仙台、北海道、広島、そして東京を周る予定だ。
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