2015年にテレビアニメ25周年を迎えた『ちびまる子ちゃん』の映画化が決定した。タイトルは『映画ちびまる子ちゃん』となり、12月23日に全国公開される。原作者・さくらももこさん自ら脚本を担当した新作映画に要注目だ。『映画ちびまる子ちゃん』は1992年公開の『ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌』以来、実に23年ぶりの劇場版である。脚本はこれまでの劇場版と同様に、さくらももこさん自身が担当。まる子が清水市を飛び出して、作品史上初めて大阪・京都へ旅行に出かけることになる。さくらももこさんは今回の映画化とテレビアニメ25周年について「皆様の温かい御声援に支えられ、ちびまる子ちゃんはアニメ25周年を迎えました。感謝の気持ちでいっぱいです」とコメントを発表した。そして「心を込めて映画の脚本を書きました。笑いあり、涙あり、切なさありの25年目のちびまる子ちゃんを楽しんでいただけたら嬉しいです」とファンに向けて想いを伝えた。監督はテレビアニメや『さくらももこ劇場 コジコジ』などを手がけてきた高木淳さんが担当。制作は日本アニメーションが行う。『ちびまる子ちゃん』は1990年に放送スタート。テレビアニメ視聴率歴代1位の39.9%の記録を持ち、現在もアニメとしては『サザエさん』に次ぐ第2位の高視聴率番組となっている。放送回数は1100回を超え、原作の累計発行部数は3200万部を数える国民的作品だ。『映画ちびまる子ちゃん』は、まる子の町に世界5カ国から子どもたちがやってくる所から物語が始まる。まる子の家にはイタリアから来た男の子が滞在することになり、「ボクは、マルコが、スキです」と突然の告白を受ける場面も。さらにクラスメイトと一緒に清水の町を飛び出して、大阪や京都に旅行へ出かけていく……。時代と国を超えた友情のストーリーに期待したい。[高橋克則]『映画ちびまる子ちゃん』2015年12月23日(水・祝)公開http://chibimaru-movie.com/[スタッフ]原作・脚本: さくらももこ監督: 高木淳アニメーション制作: 日本アニメーション配給: 東宝
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