■時間の全体量から逆算して動ける人…ではなかった私〆切が延びるWebの長文原稿を早く仕上げられないことに悩んでいた私。これと同じタイプのタスクに受験勉強と資格試験勉強があります。〆切日までかなり間隔があるものとか、夏休みの宿題のように長期に渡ってコツコツ取り組まないと完成しない作業とか、とにかく期間がロングランになると「時間があとこれだけだから、今日はこれだけ進めないと!」という焦りをうまく感じ取ることができない。自分が「時間の把握がうまくできない」タイプであることに気づいた私ですが、仕事術について取材をしたところ、ある男性の答えに衝撃を受けました。「休憩時間は30分単位にしています。それは残業時間のカウントが30分区切りだから」。残業時間の単位から逆算する休憩時間!(笑)世の中には、時間の把握ができて、なおかつ時間を逆算して動くことができる人がいる。この気付きが、《時間の把握の仕方は人によって違う》のではないかという気付きになりました。ちょうどその頃、マイブームで調べていたのが、ビジネスで使われている問題解決のための思考法「ロジカルシンキング」でした。そこに出てくる「ピラミッド構造」と呼ばれる表を見ていて、”あっ!”と思いました。思考法には大きく分けると二種類がある。《結果から、要因となる要素を洗い出していくのがトップダウン/演繹法》。《要素をたくさん拾ってまとめていき、最後に結論にたどり着くのがボトムアップ/帰納法》。図表についてはこちらがわかりやすかったです。http://www.mdn.co.jp/di/articles/2094/?page=2【参照:ロジカルシンキング「ピラミッド構造」】『MdN Design Interactive』020 問題解決とコミュニケーションに役立つロジカル・シンキング より取材した男性のような、《まず全体を把握してから対策を考える》人は、「トップダウン思考」なのだと思いました。そして、《目の前の細かい事象ひとつひとつが気になり、まとめることが最後になる》という私の性分は、明らかに「ボトムアップ思考」だと思いました。