結婚式からマラソンまで!?徳島とアニメを結んだマチアソビの快進撃  | アニメ!アニメ!

結婚式からマラソンまで!?徳島とアニメを結んだマチアソビの快進撃 

3月22日、AnimeJapan 2015のビジネスセミナーでは「地域とアニメとイベント?今までのマチアソビとこれからのマチアソビ」と題されたセッションが行われた。

イベント・レポート
結婚式からマラソンまで!?徳島とアニメを結んだマチアソビの快進撃 
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3月22日、AnimeJapan 2015のビジネスセミナーでは「地域とアニメとイベント?今までのマチアソビとこれからのマチアソビ」と題されたセッションが行われた。
ご存知の通り、マチアソビは毎年、徳島県徳島市で開催されるアニメイベント。主催のアニメ制作会社ユーフォーテーブルが代表取締役の近藤光氏と徳島アニメ大使の声優、中村繪里子氏、さらに新人声優の江原裕理氏が登壇した。

まず近藤氏からマチアソビを開催するに至った経緯が説明された。ユーフォーテーブルは2009年に徳島市にスタジオを設立。地方にスタジオを設立することで、東京では生まれない作品を期待していたそうだ。
当初は沖縄にスタジオをつくることも考えていたそうだが、近藤氏が生まれ育った徳島市に決定。しかしながら2008年に現地を視察したとき、シャッター街の多さに気がついたそうだ。そこで何かしら町おこしにも取り組めないかと考えたのが、2009年の眉山山頂秋フェスタの共同開催。人気声優などを招いた結果、初回から1万人以上を動員した。

その後、来場者数は順調に増加、12回目には7万人を記録することになった。昨年は台風の影響があり、3日開催を2日に短縮。それでも5万5千人という人を動員している。イベントが地元に定着する過程で、中村氏は街との密着度が高くなっていったと振り返っている。
近藤氏もアニメに関心がない層にまで浸透しつつあると語っている。その結果、会期中に同時開催されるイベントスペース探しも容易で、ほとんどのスペースは地元の好意から無料で提供されているそうだ。

また中村氏は参加者同士の連帯感をしめすエピソードを披露した。初めてマチアソビに参加した際、自身が演じる天海春香のラバーストラップを紛失したが、2週間後のニコニコ生放送でそのことを告げるとすぐに見つかったそうだ。
発見者は発見時にツイートしており、それが参加者によってリツイートされた結果、即座に見つかったという。

このマチアソビの成功は自治体からも歓迎されており、今年2月の徳島新聞ではその高いリピート率、宿泊率が地元産業を潤していることが報告されている。実際に4人に3人が2回以上の参加者であり、6割以上が県外からの来訪者。中村氏によれば、熱心な参加者は参加時に次のイベントの宿の予約を行うそうだ。

またこのマチアソビから様々なスピンオフが生まれている。ひとつは福岡県の小倉に昨年オープンしたマチアソビカフェ。こちらは声優やアニソン歌手を目指すスタッフが働くカフェで、様々なアニメやゲームとのコラボ企画、ライブなどを行っている。
登壇者の江原氏も働いており、ここからデビューする才能も生まれつつあるそうだ。さらに名古屋のセントレア空港にもオフィシャルショップを展開。こちらでは様々なグッズが販売され、江原氏が出演する「おへんろ。」のTシャツなどが紹介された。

次回の14回は5月3日から5日。多くの参加企業が名前をつらねており、おそらくAnimeJapanの次に大規模なアニメイベントになるようだ。近藤氏からは3つの目玉企画が今回紹介された。
ひとつは先日発表された声優の市来光弘氏と井ノ上奈々氏の結婚式。アニメイベントでの挙式というのも前代未聞であるが、徳島では盛大にお祝いごとをする風習があるそうだ。近藤氏は同じく声優の中村氏や江原氏にも徳島での挙式を勧めていた。

もうひとつはクルーザーを貸しきったディナーショー。クルーザーは60人乗りのもので、参加者は当然限定となる。今のところアニメ「おへんろ。」にちなんだ企画となっており、出演は江原氏を含む参加声優。中村氏もぜひとも徳島の名物をディナーに並べてやってみたいと語っている。
最後は「マチアソビRUN」と題されたマラソンイベント。なぜマラソンかというと、近藤氏によると徳島ではマラソンが盛んであるからだそうだ。そこでアニメファンと地元民が一緒に走ることで交流を深めるというのが狙いだという。今後、徳島新聞などで参加者を募集するという。他にも恒例のロープウェイガイダンス、一日駅長、橋の下美術館といったイベントを開催予定だ。中村氏も参加できるように現在調整中。

最後に近藤氏から改めて町おこしの意義について触れられた。近藤氏によれば、町おこしは1度や2度のイベントで成り立つものではなく、継続して取り組む課題だという。
当初はアニメ関係のイベントしかできなかったものの、実際の来場者はアニメにかかわらず徳島そのものを楽しんでもらえている。まさに名前にふさわしいイベントとして定着しつつあるようだ。

[/今井晋@アニメ!アニメ!ビズ/animeanime.bizより転載記事]
《今井晋@アニメ!アニメ!ビズ/animeanime.biz》
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