その後場所を移しての囲み取材となった。登壇したのはスコット・テイラー(『アラジン』演出補)、マイケル・ミンドリン(『アラジン』ダンス・スーパーバイザー)、アラジン役候補の島村幸大(しまむらゆきひろ)、厂原時也(がんばらときや)、ジーニー役候補の道口瑞之(どうぐちみつゆき)、瀧山久志(たきやまひさし)、ジャスミン役候補の岡本瑞恵(おかもとみずえ)、三井莉穂(みついりほ)。見所についてはスコット・テイラー(『アラジン』演出補)、マイケル・ミンドリン(『アラジン』ダンス・スーパーバイザー)から「全てのキャラクターの物語に魅了される(はず)」とのこと。アラジン、ジニー、ジャスミンのメインキャラクターだけでなく、登場人物全てに”ストーリー”がある、ということだろう。また、「"物語の旅"を楽しむことが出来る」と語った。稽古場では俳優の稽古着には役名と俳優の愛称が書かれているが、登場人物全てに名前があったのが印象的だった。「商売人A」とか「通行人B」等は決して存在しない、ということだ。またスコット・テイラーからは「Exciting Show.」という言葉が出た。BW版では「自分が望んだ全てのことがこのショーに盛り込まれていた」というコメントを観客からもらったとのこと。現在公演中の『リトルマーメイド』や『ライオンキング』等もワクワク感が大きいが、今回の『アラジン』もその期待度は大きい。”ディズニー・マジック”という言葉も飛び出したが、同時に”四季マジック”という言葉も出た。BW版にはない追加要素があるとのこと。「BW版よりもさらに楽しめる」と煽ったが、ここは"Secret"部分で観てのお楽しみ、といったところだろう。『リトルマーメイド』も日本だけのオリジナル部分があるが、今回の『アラジン』も、期待したい。時折、笑いも入り、終始和やかな雰囲気で会見は進んだ。またBW版のジニーは一度観たら忘れられない程の強烈なインパクトがある。ジニー役の道口瑞之は「どう頑張っても彼(BW版のジニー)のようにはなれない。でも”こういうのもあるんだな”と。”本物のジニー”を掴めれば」とコメント。とは言っても稽古場ではかなり”ジニー”というキャラクターを掴んでいるように感じた。”道口ジニー”、なかなか魅せてくれそうな予感がする。もう1人のジニー、瀧山久志は「プレッシャーではあります」とやや緊張気味。「自分に出来ることを一生懸命やる(だけ)」とコメント。”2人のジニー”、ニュアンスの違いを楽しめるのがWキャストのいいところであろう。タイトルロールのアラジン役の島村幸大は「周りのキャラクターが濃い分、(役に)まっすぐに向き合えばいいかな、と。まっすぐに演じていればおのずとキャラクターが出てくるのかな。海外のスタッフの方からもいろいろヒントをもらいながらそこにたどり着きましたね。自分を見失わないように稽古していきたい」と語った。稽古ではいい感じで演じていたのが印象的であった。もう1人のアラジン役の厂原時也は「今の自分じゃダメだろうと思って背伸びして稽古に臨んでいました。が、スコットさんとマイケルさんが細かく演出をつけてくれて。腑に落ちる部分が見えてきて、真っすぐアラジンを生きればいいんだなと思っています」とコメント。等身大のアラジン、ということであろうか。またWキャストなのでお互いの稽古は毎日観ているとのこと。それぞれの”いいとこ取り”が出来るのがWキャストの強みであろうか。ジャスミン役の岡本瑞恵は「華を添えられたら」とコメント。もう1人のジャスミン役の三井莉穂は「初めての大きな役で右も左もわからない(状態)……でも皆さんに導いて頂きながら王女として立っていられるように……(隣りの岡本を見て)いい先輩で……」とコメントした。道口瑞之は「エンターテインメント色の強い作品です。ジャスミンとアラジンのロマンス、アラジンとジニーの友情、皆それぞれの自由を得ます。僕には僕のジニーがあります。アニメのジニーともBWのジニーとも違います。この役にかけています」と意気込んだ。瀧山久志は「お祭りのような作品です。思いっきり発散出来たら」と語る。演じる方も観劇する方もハッピーになれる作品ということであろう。岡本瑞恵は「私は一般市民なので王女っていうのが~今も模索中です」と笑わせた。連日、熱い稽古が繰り広げられているが、初日はもっと熱い舞台になりそうだ。ミュージカル『アラジン』2015年5月24日~※2016年5月31日まで発売中電通四季劇場[海]https://www.shiki.jp/applause/aladdin/
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