その一方、ゴルドラックを筆頭に、日本のアニメがあまりに人気となったため、批判も寄せられるようになる。ゴルドラックの放送開始からわずか2年後には心理学者のリリアヌ・ルルサ(Liliane Lurcat)が「5歳で、一人で、ゴルドラックと一緒 小さい子供とテレビ(A cinq ans, seul avec Goldorak - Le jeune enfant et la television)」という著作をあらわし、子供を一人きりでテレビを見せる危険性を説いた。RecreA2は最盛期は平日の学校終了後の夕方1時間、学校が休みの水曜日には午後の2時間、土曜日は午前中2時間、日曜日は午前中1時間と毎日放送されていた。当時のフランスでは類をみないほどの長時間の放送で、子供が中毒になる危険性が指摘されていた。また、放送された時間は、保護者が仕事や家事をしている時間帯で、親子で一緒にみるものではない。テレビは子供の子守のために存在しており、教育者や心理学者には、子供がテレビを見ることにより恐怖を感じたり、テレビ番組の依存症になることを早くから警告していた。