手塚の名作「ドン・ドラキュラ」おませな娘と心配性なお父さん、良質のエンタテインメント
手塚治虫の名作『ドン・ドラキュラ』が初の舞台化。本来のドラキュラのイメージとは違うドタバタコメディ、良質のエンターテイメント作品となった。
連載
-
高橋李依さんお誕生日記念! 一番好きなキャラは? 3位「リゼロ」エミリア、2位「からかい上手の高木さん」高木さん、1位は…<25年版>
-
舞台『K』第二章、2015年8月に東京・大阪公演 DVD発売記念イベントでサプライズ発表
-
日岡なつみ、倉持若菜ら声優とプロデューサーが研修生の疑問に一問一答! 声優に求められる能力とは?座談会インタビュー【PR】
橘ケンチは「皆で試行錯誤しながら作ってきて、本当に自身の持てる作品に仕上がっています」とコメント。「原作に敬意を払いつつ、良い意味で皆さんのイメージを覆すような新しいエンターテイメントをお届けできるんじゃないかと思っています」と自信をのぞかせた。
「劇場にいらした方がどれだけ気づくかわからないですけど、赤いカラーコンタクトも入れているんです」とかなりな役作りっぷり。その成果か、ゲネプロからもうエンジン全開、楽しい仕上がりであった。
劇中では「ドラキュラのイメージだった」というコンテンポラリーダンスにも挑戦。「EXILEの時とはまた違った新たな表現に挑戦しています」と語るが、ここは必見シーン。マントを翻してのパーフォーマンス、クオリティも高く、見応え充分。コンドルズの近藤良平のダイナミックな振付が光る。
共演の池田鉄洋も「普段とは全然違う色んなケンチさんが見られると思いますよ」とコメント。また、以前、世界的映画監督であるティム・バートン氏と対談したことがあり、「役者として起用するならバンパイア役」という話をされたそうで「彫りの深さと顔の濃さなんですかね(笑)」と分析。もしかしたらドラキュラ役で世界デビュー?な可能性も??ゲネプロの前であるにも関わらず、皆、ニコニコ、カンパニーの仲の良さがうかがえる。
橘ケンチは終始、娘・チョコラを演じる神田愛莉を気にかけていたが、会見中も”お父さん”な印象で取材陣をほのぼのとさせていた。
『ドン・ドラキュラ』
2015年4月9日~4月14日
AiiA 2.5 Theater Tokyo
原作:手塚治虫
脚本・演出:徳尾浩司
出演:
橘ケンチ(EXILE) / 原田夏希 / 根本正勝 矢田悠祐 安西慎太郎 / 神田愛莉 阿井莉沙 /
兼松若人 榊英訓 角野哲郎 田川可奈美 小玉百夏 中川汐希 / 平田敦子 野添義弘 / 池田鉄洋
『ドン・ドラキュラ』
(C)手塚プロダクション