映画「ジュピター」メイキング映像公開 地上24メートルからダイブなど名シーンたっぷり | アニメ!アニメ!

映画「ジュピター」メイキング映像公開 地上24メートルからダイブなど名シーンたっぷり

ウォシャウスキー姉弟の映画最新作『ジュピター』は3月28日に全国公開を迎えた。今回は新たに、本作のメイキング映像の配信がスタート。クレーンに吊られたり、炎の中を走らされたりと、過酷すぎる撮影の舞台裏を垣間見ることができる。

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(c)2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED. ALL RIGHTS RESERVED.
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ウォシャウスキー姉弟の映画最新作『ジュピター』の全国公開が3月28日より始まっている。スペクタクル満載の映像も見どころの作品だが、そうしたシーンは一体どのように制作されたのだろうか。
そんな映画づくりの一端を明すメイキング映像がこのほど配信をスタートした。映像ではクレーンに吊られたり、炎の中を走らされたりと、過酷すぎる撮影の舞台裏を垣間見ることができる。

ウォシャウスキー姉弟は緻密に作り込まれたCG映像だけでなく、アクションシーンにも独自のこだわりを注ぎ込んだ。主演のチャニング・テイタムとミラ・クニスは、7ヶ月間ハードなトレーニングを敢行し、多くのシーンでスタントマンなしの危険な撮影に臨んだという。
撮影の中心となったシカゴで行ったアクションシーンのリハーサルは、3ヶ月間にも及んだ。徹底的なリアリティを追求した。
ミラ・クニスは地上24メートルの高さから時速64キロで地面すれすれまで落下させられ、クレーンからジャンプするなどハードな撮影を乗り切った。「一日が終わるまでには、青アザだらけで、ボロボロになっていて、自分の肋骨を感じられないほど」と彼女は当時を振り返ってコメントしている。



ラナ・ウォシャウスキーはこうした撮影について、「リアルに描きたかったので、ミラとチャニングを空中に吊るしたの。生身の人間で撮影したのは、観客の反応が違うと思ったからよ。ヘリコプターから吊るされた人間からにじみ出る危機感というのは、CGでは決して創りだせないと思うから」と解説する。
弟のアンディも「人間の体には、CGではしっかり描けないような物理特性があるんだ」と語り、「シカゴのチェイス・シーンでも、ヘリコプターからスタントマン2人を吊るして撮影した。彼らの体重、彼らの体がどう反応し、どう離れ、どう相手を捕まえるかが感じられるし、体の細かい動きも分かる」と生身で撮影する重要性を明す。そして「CGは素晴らしいものだし、このチェイスを創りだせる人たちはいるよ。だけど、とても優秀なアーティストでも、全体を創りだすには1年ぐらいかかるだろうね」とその仕上がりに自信を見せた。
[高橋克則]

『ジュピター』
3月28日(土)丸の内ピカデリー、新宿ピカデリー他 全国公開
http://www.jupitermovie.jp
《高橋克則》

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